2023年3月19日日曜日

全国LD親の会『かけはし』最新号のお知らせ(2022年11月)

全国LD親の会『かけはし』最新号のお知らせ

全国LD親の会発行の機関紙『かけはし』第95号が、ホームページにアップされました。最新号では、

・第21回公開フォーラムのお知らせ

・発達が気になる子の子育てモヤモヤ解消ヒントブック 社会の中で生きるちから編

・オンライン行政勉強会のご報告・オンライン役員交流会のご報告

・2022年度全国会員子どもの構成調査集計のご報告

・Webアンケート「保護者から見たGIGAスクール〜1人1台端末等の活用状況調査〜」のお知らせ

・令和5年度予算要望書提出のご報告  などが掲載されています。

全国LD親の会ホームページ https://www.jpald.net/kakehashi/index.html からダウンロードできます。

※おたふく会会員には11月会報に同封しています。

(2022年11月会報より)

2022年10月8日土曜日

進路進学交流会 高校生の保護者の方のお話を聞く会(2022年7月)

 進路進学交流会

☆高校生の保護者の方のお話を聞く会☆

 7月10日(日)10時30分〜14時30分、ドーンセンター中会議室2 にて、高校生のお子さんの保護者、3組4名の方々が高校進学準備から、入学後に感じている事などをお話ししてくださいました。

 参加者は7名で、まだ入会間もない会員の方々もご参加くださり、関心の高さが伺えました。主に中学生までの準備のお話と、高校入学後のお話をお伺いしました。

 内容は、中学校を卒業するまでにどのような学習準備をしたか、中学校の担任の先生等と相談したこと、学校見学にはいつ頃から、何校くらい行ったのか、など教えていただきました。その際、公立、私立、特別支援学校、通信制、専修学校、サポート校などの違いについて、よく分からなかったため、それぞれの受験に必要なこと、入学後、卒業のために必要なこと、経済面での学費の仕組みなど、さまざまな事を経験も交えながら、教えて下さいました。そして、最終的な学校選択の決め手について。このことは、共通して、本人が行きたいと思うかどうかが1番大切だと学びました。そのようにして親子で選択された高校生活は、本人たちが頑張れるスタイルで通っておられるエピソードが印象的でした。

 子どもの進路については、不安を持つ保護者も多く、質問にもたくさん答えていただき、大変有り難かったです。また、子ども自身が自分に合う学校を選択していけるまで、親は準備して寄り添いながら待ち、一緒に動いてこられた保護者の方々の奮闘に大変感動いたしました。

 最後に、おたふく会の進路進学ということで、本来はお聞き出来ないような詳細な内容までお話しくださった高校生の保護者の皆様、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。          

 進路進学担当一同

(2022年9月会報より)

これからの支援教育について わたしたちも話し合ってみました!(2022年9月)

これからの支援教育について

わたしたちも話し合ってみました!

 4月27日の文科省通知「特別支援学級及び通級による指導の適切な運用について」を受け、支援学級籍の子どもをもつ保護者対象にあちこちで来年度の学級籍や支援・指導について説明が行われていますね。この件について、おたふく会では9月運営委員会で話し合いが行われました。参加者は、小中学生4名・高校生1名・大学生(院生含)4名・20代青年2名・30代青年2名の保護者計13名でした。義務教育期の保護者だけでなく、子どもはもう成人したけれど支援教育の流れをずっと見守ってきた会員も一緒になって考え、意見を出し合いました。子どもや保護者の戸惑いを懸念する声、現況を鑑みると支援学級から通級指導教室への移行検討は仕方がないのではないか?といった声、通級指導がさらに充実することを求める声など、様々な意見が飛び交いました。その中から一部ではありますが報告します。

 ・先日の懇談で先生から「支援は必要ないです」と度々言われた。この通知によるものだとは知らなかった。現在、支援級在籍の子どもや保護者は、急な変更に戸惑う人が多いかも。

・たしかに大阪は多いわ...。診断がなくても支援級に在籍できたので、増えたのも仕方ない気がする。

・中学校での支援って、学習支援ばかりな感じが…。自立支援活動は充実してたの?

・最近よく聞く「その支援は本当に必要ですか?」。実際に「支援級より通級利用の方がいいのでは?」と思う子もいるね。

・通常学級籍だと保護者のニーズを聞いてもらいにくくならないかなぁ、とくにクラスでの支援で。担任の先生はお忙しいし。

・私の息子は小1の時から今も、自校通級に通っています。通級では年々専門性も上がり、本人に合った個別の支援指導が受けて来られていたことを改めて気づきました。

・通常学級で支援の充実が問われるなぁ…。支援員の人数は確保されているのか?

・「各校に自校通級が出来る事」「これまでより、個に合った支援が受けられるようになる事」「支援級から外され通級も使えず、通常学級で放置され困る子が増えない事」が大事なんだと思います。

・私もそうですが、「早期発見・早期療育」で支援学級籍を選ぶ(←保険をかける的な)保護者も多かった気が…。

・通級担当の先生が複数校掛け持ちして指導に回っているところもあり、通級指導を週に1時間しか受けられなくなる生徒もでるね。

・学校によっては、支援担の入り込み減少が生じて、担任の先生の負担が増えるのではないかな。

・「教員不足」のことも気がかり。

 運営委員会では、毎回、様々な資料を回覧しております。当日は、上記に関連する資料を回覧したところ色々な意見がでましたので、メモにまとめ報告いたしました。旬の情報が行き交うおたふく会の運営委員会は、会員ならどなたでも参加できます。ぜひ、ご出席ください。

(2022年9月会報より)

知っ得シリーズ①「ペアレント・メンター」活動について(2022年9月)

知っ得シリーズ① 

「ペアレント・メンター」活動について

「知っ得シリーズ」は、会活動や支援体制・仕組みなど知っているようで知らない色々な事について、リレー形式で掲載します。第1回は、ペアレント・メンター活動です。おたふく会では、会員が大阪府のペアレント・メンターに登録し活動を行っていますので、関連情報をご紹介します。

大阪府では、平成26年度から大阪府ペアレント・メンター事業を実施しています。この事業では発達障がいのあるお子さんを育ててこられた先輩保護者であるペアレント・メンターが、子育てに関する経験談の紹介や、親目線での情報提供等の活動を通して、発達障がいのあるお子さんがいらっしゃるご家庭をサポートしています。同じ思いを抱える親との交流の場は、子育てに悩むご家族の安心や将来への見通しにもつながり、家族同士のつながりや専門機関等に相談するきっかけづくりにもなります。  <大阪府発達障がい者支援センター アクトおおさか ホームページより抜粋>

★どうしたらペアレント・メンターになれるの?

大阪府が実施(隔年)するペアレント・メンター養成研修(ベーシック研修)を受講し、修了します。

<現在の養成研修(ベーシック研修)の受講要件>

大阪府ペアレント・メンター事業の主旨や活動内容に賛同の上、ご協力いただける方で以下の①~③にあてはまる方。

大阪府発達障害団体ネットワークに加入している団体に所属している方(現在13団体が加入)

所属団体で活動歴が2年以上ある方

所属団体から推薦を受けた方

大阪府ではこれまで70名を超えるメンターの方が登録されていて、今年度(令和4年)では56名が活動メンターとなり、府下の各地域・各所(派遣依頼のあったところ)へ派遣されてメンター活動を行なっています(令和3年度16人)。おたふく会からは、平成27年度から令和3年度までの7年間で、延べ18名のメンターが活動しています。その対象(派遣先)は、小学校の支援学級在籍保護者や職員の集まり、その地域の発達障がい児の保護者・発達障がい児の支援に携わる方たちの集会や研修会、ペアレント・トレーニング参加者(市民)と従事職員や、幼・小・中の教職員などさまざまです。そのような場で(自分の子育ての)体験をお話しすることがメンターの活動です。

今年度は上記の「ベーシック研修」の実施年ではありませんが、既に登録しているペアレント・メンターの活動を支えるための養成研修(フォローアップ研修やスキルアップ研修)が年2回開催され、他団体のメンターさんたちとの交流会もあり、おたふく会からも多数参加します。

おたふく会では、昨年度のベーシック養成研修修了者の2名を加えて、今年度のペアレント・メンター登録者は11名となっています。大阪府下での派遣活動だけではなく、おたふく会の中でのペアレント・メンター活動として、これまで、全会員対象の「ペアレント・トークGO!先輩会員と話をしよう」を開催したり(計6回開催。各回「社会資源」「金銭管理」等テーマを決めて体験や工夫を話し合う)、今年度からは「おたふく会活動紹介」を担当するなど、活発に活動しています。メンター同士の交流や情報交換も行っています。

         大阪府ペアレント・メンター事業のリーフレット

(2022年9月会報より)

2022年9月24日土曜日

第32回大阪LD親の会「おたふく会」総会の報告とご挨拶(2022年5月)

第32回大阪LD親の会「おたふく会」総会の報告とご挨拶

第32回大阪LD親の会「おたふく会」総会につきましては、2022年5月29日、会場とオンラインにて開催いたしました。2021年度活動報告および決算報告、2022年度の役員・運営委員案、活動方針と計画、予算案への各提案について、ご意見ご質問を受け付け、承認可決されましたことをご報告いたします。

代表挨拶

2022年度 おたふく会代表 溝上 久美子

「おたふく会」の活動にご理解、ご協力をいただき、ありがとうございます。

2022年度も引き続き代表をさせていただくことになりました。会員のみなさま、運営委員のみなさまのご協力のおかげでなんとか務められております。本当にありがとうございます。至らない点が多々あるかと思いますが、何卒よろしくお願いいたします。

今年の総会は、2年ぶりの会場開催ができ、オンラインとのハイブリッド方式で行いました。総会後の交流会は、会場とオンラインの別開催となりましたが、有意義な時間となりました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

2021年度もCOVID-19感染症の拡大がたびたび繰り返し、対面活動がほとんどできない状態が続きました。まだ予断を許しませんが、今年度は状況を見ながら少しずつ集合しての対面活動を再開していきたいと思います。アドベンチャー活動が6月から再開し、メンターによる活動紹介・交流会がスタートしました。

また、オンラインでも参加できるようにして、オンラインセミナーも企画していきます。

会計については、2022年度は引き続き継続会費の値下げをさせていただきました。来年度以降についても状況を見ながら検討してきます。また、今年度はパソコンなどの機器購入の予算を計上させていただきました。できるだけ役員の負担を減らし、誰でも交代が可能なよう、またいろいろな方に関わっていただけるようご意見をいただきながら工夫していきたいと思います。

会員のみなさまにおかれましては、活動に対する忌憚のないご意見やご要望をぜひお寄せください。また、今後とも無理のない範囲で会の活動に参加、ご協力いただきますよう、よろしくお願いいたします。

(2022年6月会報より)

アドベンチャークラブ「初夏の五月山おきがるハイキング」(2022年6月)

アドベンチャークラブ「初夏の五月山おきがるハイキング」

6月4日(土)、大谷和夫先生にご同行いただき、五月山ハイキングに行ってきました。3家族(子ども3名、大人4名)が参加しました。10 時に阪急池田駅に集合し、池田城跡から、五月山ハイキングコースにて短時間で秀望台まで登りました。青空の下、自然に囲まれて見た大阪の街の眺めはすばらしかったです。動物園ではアルパカ、ヤギ、ヒツジやエミューにエサをやったり、かわいいウォンバットを見ました。日が高くなるにつれて、少し暑さもありましたが、木陰でお弁当を食べてからは、大谷先生に子育てや進路について相談に乗っていただいたり、子どもたちの成長についてお話ししました。コロナでの中断を経て、久しぶりのアドベンチャー再開となりました。

【感想】

・空気が美味しかったし、楽しかったです。(中2Kくん)

・展望台まで坂道が続きすごく大変でしたが、久しぶりに体を動かし気持ちよかったです。動物園は初めて見る動物ばかりで、エサやりが少しこわかったです。(中2Hくん)

・大谷先生、皆さんのおかげで、自然や動物に触れて、とても楽しいリフレッシュの時間を過ごす事が出来ました。ほっとした表情で参加しているわが子を見て、久々にアドベンチャーに参加出来て、親子共に本当に良かった、と思いました。ありがとうございました!(中2Kくん保護者)

・約2年半ぶりのアドベンチャー。子どもたちは身体も大きくなり、何気ない言動に成長を感じる場面が多くありました。ハイキングでは、珍しいウォンバットや動物と戯れ、展望台からは、澄み切った青空と街並みの絶景を楽しみました。自然に囲まれた公園の開放的な空間で、のんびりと過ごすことができました。(中2Hくん保護者)

(2022年6月会報より)


全国LD親の会『かけはし』最新号のお知らせ(2022年4月)

全国LD親の会『かけはし』最新号のお知らせ

全国LD親の会発行の機関紙『かけはし』第94号が、ホームページにアップされました。最新号では、

・第21回公開フォーラム「発達障害のある人の教育から就業への移行~コロナ禍における変化~(仮)」案内

・2022年度特別支援教育支援員養成ビデオ講座受講生募集

・昨年末に行われた日本LD学会大会での親の会企画シンポジウム「LD等の発達障害児・者の家族への多様

なアプローチ~本人と家族を支える、包括的な支援のために~」報告

・青年の交流会およびオンライン交流会報告

などが掲載されています。全国LD親の会ホームページ→かけはし(機関紙) からダウンロードできます。

https://www.jpald.net/kakehashi/index.html

※おたふく会会員には6月会報に同封しています。

(2022年6月会報より)

総会特別企画「会員交流会」のご報告 (2022年5月)

総会特別企画「会員交流会」のご報告

5月29日(日)15時から16時30分までドーンセンター特別会議室にて、第32回総会に併せて、「会員交流会」が行われました。会場には小学生の保護者から青年の保護者まで14名が参加し、オンラインの方では大学生等グループの会員2名の計16名が参加しました。

コロナ禍ではなかなか会員が集い語る機会が減りましたが、会場では久々に幅広い年代の会員が集い談笑し、大変楽しいひと時を過ごすことができました。印象的だったことは、子どもの近い将来に最も必要なスキルは何なのかを先輩会員の体験談を聞いて、多くの参加者が頷き参考にしていたことです。また、おたふく会の子ども活動を通してお子さんの微笑ましい話も聞くことができ、親の会の良さを改めて感じました。

今回のような広い会場で多くの人が語る場では、オンライン参加者と会場とをつなぐことにいくつかの問題点が生じました。幅広い年齢層の会員と交流できる長所をハイブリッド形式でも活かせる工夫を考える良い機会になりました。

【参加者の感想】

〇会員交流会に参加させていただき、久しぶりにグループの枠を超えて多くの方のお話を聞くことができました。日々の生活の中では、どうしても目の前の細々とした子どものできないことや苦手なことに目が行きがちで、親として何から手をつければ良いのか悩むことも多いのですが、今回先輩会員の皆様から自立に向けて俯瞰した視点でのお話を伺うことができ、大切にすべきことが少し見えてきた気がします。貴重な機会をありがとうございました。 (小中G保護者)

〇発達障害のお子さんを持つ、先輩会員の方々のお話を聞いて、とても参考になりました。普段の子育てで心配していることについて、「うちはこうだったよ」とご自身の経験を教えて下さったので、イメージが湧きやすかったです。特に印象に残ったのは「就労継続には体力がとても大切」という言葉でした。学生のうちは目先の課題として学業等にばかり目が行きがちですが、体力づくりが全ての基盤になるのだと、改めて認識しました。このような機会を設けて下さり、ありがとうございました。 (小中G保護者)

〇通常のグループごとの交流会とはまた違い、長年おたふく会に所属の先輩会員の方々からの実体験に基づくお話を直接お聞きできて、新たな気づきをいただけました。私の子育てはまだまだこれからですが、これからも先輩方の様に明るくたくましく子育てを頑張っていきたいと思います。またこういった機会があると嬉しいです。ありがとうございました。 (小中G保護者)

〇色々な年代のお子さんのお母様方のお話が聞けて、大変勉強になりました。色々なことを乗りこえて来られた皆さんのお話は、説得力がありました。年代毎に心配事の内容も変化していくのだなぁと思いました。またこのような機会があれは嬉しいです。 (高大G保護者)

〇私は、大学生の保護者です。コロナ禍の中の入会者でした。入会したものの、なかなか直接会員の方々と交流がかなわない日々が続きましたが、少しずつおたふく会の交流を持つ機会ができたことに安心感が得られました。今回、初めて交流会に参加させて頂きました。会には、長年、会にいらっしゃる方々が多く、皆さん、お互いざっくばらんに打ち解けてられていて、座談会が始まった時は、戸惑いました。しかし時間と共に皆さんの話を聞くうちに、日頃は自分の子どもだけを見ていましたが、年齢、地域、学校様々な環境の話を聞けてお話しもでき、参加させて頂き本当に良かったです。普段、情報がなく子どもの新しい学生生活が始まり戸惑いの日々を過ごしていたので、保護者の方々の交流会は、とても貴重な機会だと思っています。ありがとうございました。 (高大G保護者)

〇おひとりおひとりの現状を詳しく聞けたのが良かったです。それぞれ違う親子のエピソードが、微笑ましくさえ感じました。我が子のこれまでを振り返り、これからを見通すきっかけにもなったように思います。 (青年G保護者)

〇久しぶりの会員交流会でした。所属グループを分けずに行い、実際にはもっと話したかったこと、聞きたかったことがあった方がいたかもしれません。本当に時間があっという間でした。成人になってある程度落ち着いて過ごしていますが、揺れ動く思春期のお話に当時を思い出し、パワフルな先輩方のお話に元気をいただき、やっぱり親の会っていいなと思いました。 (青年G保護者)

(2022年6月会報より)