女子力男子力アップ講座パート10
ちょこっとコミュニケーション力アップ!
11月3日(日)ドーンセンター多目的室 本人参加者9名、大阪府作業療法士会より14名。
パート10では、コミュニケーションの力が必要なジェスチャーゲーム、二人三脚、目隠し風船割りなどの体を使うゲームを楽しみました。以前に経験している人がいたこともあり、積極的に皆参加できていました。
ゲームの間に考える時間を上手く作って下さり、「困った場面」での対処の仕方や「断り方」について話しあったり、「マイナスことばをプラスに言い換える」課題で意見の交換をしました。
「言い換え」では親も驚くほど上手い言い換えがどんどん本人から出て、改めてこの子達は普段からいろんなことを意識して生きているんだと気づかされました。長い間の療育を通して、皆自然と長所を見つけてもらっている成果なのかな?とうれしくなりました。
遅い→マイペースで仕事が出来る 慎重 ていねい あせらずに仕事が出来る
おおざっぱ→おおらか 適当に出来る
負けず嫌い→根性がある 成功するまであきらめない
がんこ→自分の意志を貫ける など
今回も各人、自然と身につき、心に残る活動は貴重な経験となりました。限られた時間の中で、本人たちの生きる力にプラスになる活動を続けていただけていることに改めて感謝いたします。先生方ありがとうございました。(スタッフ)
<大阪府作業療法士会 西口先生の感想>
今年度も貴重な機会をありがとうございました。今回は、おたふく会様の「職場や学校でのコミュニケーションに困り感がある人が多い。」とのお話から、「ちょこっとコミュニケーション力アップ講座」を企画しました。
コミュニケーションには、言葉を用いる言語性のものと表情や姿勢や様子での表現や状況に合わせて理解しあう非言語性のものがあり、両方を体感できるプログラムを行いました。少し面倒なテーマだと思った方もおられたと思いますが、皆さん活発にお話ししてくださいました。同じジェスチャーや言葉でも、思いつく答えや意見は人それぞれ違っていました。マイナス言葉をプラス言葉に言い換えマイナス思考を和らげる活動「リフレーミング」でも色々な表現があり、マイナスと言われる言葉もプラスだと思う方もいました。
そのことから、人の考えは様々であると考え、自分の考えを伝え相手の考えを聞いてコミュニケーションを楽しむことが大切なのだと、私自身あらためて思いました。
皆様のご協力とご参加ありがとうございました。
(2019年11月会報より)