2022年9月24日土曜日

第32回大阪LD親の会「おたふく会」総会の報告とご挨拶(2022年5月)

第32回大阪LD親の会「おたふく会」総会の報告とご挨拶

第32回大阪LD親の会「おたふく会」総会につきましては、2022年5月29日、会場とオンラインにて開催いたしました。2021年度活動報告および決算報告、2022年度の役員・運営委員案、活動方針と計画、予算案への各提案について、ご意見ご質問を受け付け、承認可決されましたことをご報告いたします。

代表挨拶

2022年度 おたふく会代表 溝上 久美子

「おたふく会」の活動にご理解、ご協力をいただき、ありがとうございます。

2022年度も引き続き代表をさせていただくことになりました。会員のみなさま、運営委員のみなさまのご協力のおかげでなんとか務められております。本当にありがとうございます。至らない点が多々あるかと思いますが、何卒よろしくお願いいたします。

今年の総会は、2年ぶりの会場開催ができ、オンラインとのハイブリッド方式で行いました。総会後の交流会は、会場とオンラインの別開催となりましたが、有意義な時間となりました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

2021年度もCOVID-19感染症の拡大がたびたび繰り返し、対面活動がほとんどできない状態が続きました。まだ予断を許しませんが、今年度は状況を見ながら少しずつ集合しての対面活動を再開していきたいと思います。アドベンチャー活動が6月から再開し、メンターによる活動紹介・交流会がスタートしました。

また、オンラインでも参加できるようにして、オンラインセミナーも企画していきます。

会計については、2022年度は引き続き継続会費の値下げをさせていただきました。来年度以降についても状況を見ながら検討してきます。また、今年度はパソコンなどの機器購入の予算を計上させていただきました。できるだけ役員の負担を減らし、誰でも交代が可能なよう、またいろいろな方に関わっていただけるようご意見をいただきながら工夫していきたいと思います。

会員のみなさまにおかれましては、活動に対する忌憚のないご意見やご要望をぜひお寄せください。また、今後とも無理のない範囲で会の活動に参加、ご協力いただきますよう、よろしくお願いいたします。

(2022年6月会報より)

アドベンチャークラブ「初夏の五月山おきがるハイキング」(2022年6月)

アドベンチャークラブ「初夏の五月山おきがるハイキング」

6月4日(土)、大谷和夫先生にご同行いただき、五月山ハイキングに行ってきました。3家族(子ども3名、大人4名)が参加しました。10 時に阪急池田駅に集合し、池田城跡から、五月山ハイキングコースにて短時間で秀望台まで登りました。青空の下、自然に囲まれて見た大阪の街の眺めはすばらしかったです。動物園ではアルパカ、ヤギ、ヒツジやエミューにエサをやったり、かわいいウォンバットを見ました。日が高くなるにつれて、少し暑さもありましたが、木陰でお弁当を食べてからは、大谷先生に子育てや進路について相談に乗っていただいたり、子どもたちの成長についてお話ししました。コロナでの中断を経て、久しぶりのアドベンチャー再開となりました。

【感想】

・空気が美味しかったし、楽しかったです。(中2Kくん)

・展望台まで坂道が続きすごく大変でしたが、久しぶりに体を動かし気持ちよかったです。動物園は初めて見る動物ばかりで、エサやりが少しこわかったです。(中2Hくん)

・大谷先生、皆さんのおかげで、自然や動物に触れて、とても楽しいリフレッシュの時間を過ごす事が出来ました。ほっとした表情で参加しているわが子を見て、久々にアドベンチャーに参加出来て、親子共に本当に良かった、と思いました。ありがとうございました!(中2Kくん保護者)

・約2年半ぶりのアドベンチャー。子どもたちは身体も大きくなり、何気ない言動に成長を感じる場面が多くありました。ハイキングでは、珍しいウォンバットや動物と戯れ、展望台からは、澄み切った青空と街並みの絶景を楽しみました。自然に囲まれた公園の開放的な空間で、のんびりと過ごすことができました。(中2Hくん保護者)

(2022年6月会報より)

全国LD親の会『かけはし』最新号のお知らせ(2022年4月)

全国LD親の会『かけはし』最新号のお知らせ

全国LD親の会発行の機関紙『かけはし』第94号が、ホームページにアップされました。最新号では、

・第21回公開フォーラム「発達障害のある人の教育から就業への移行~コロナ禍における変化~(仮)」案内

・2022年度特別支援教育支援員養成ビデオ講座受講生募集

・昨年末に行われた日本LD学会大会での親の会企画シンポジウム「LD等の発達障害児・者の家族への多様

なアプローチ~本人と家族を支える、包括的な支援のために~」報告

・青年の交流会およびオンライン交流会報告

などが掲載されています。全国LD親の会ホームページ→かけはし(機関紙) からダウンロードできます。

https://www.jpald.net/kakehashi/index.html

※おたふく会会員には6月会報に同封しています。

(2022年6月会報より)

総会特別企画「会員交流会」のご報告 (2022年5月)

総会特別企画「会員交流会」のご報告

5月29日(日)15時から16時30分までドーンセンター特別会議室にて、第32回総会に併せて、「会員交流会」が行われました。会場には小学生の保護者から青年の保護者まで14名が参加し、オンラインの方では大学生等グループの会員2名の計16名が参加しました。

コロナ禍ではなかなか会員が集い語る機会が減りましたが、会場では久々に幅広い年代の会員が集い談笑し、大変楽しいひと時を過ごすことができました。印象的だったことは、子どもの近い将来に最も必要なスキルは何なのかを先輩会員の体験談を聞いて、多くの参加者が頷き参考にしていたことです。また、おたふく会の子ども活動を通してお子さんの微笑ましい話も聞くことができ、親の会の良さを改めて感じました。

今回のような広い会場で多くの人が語る場では、オンライン参加者と会場とをつなぐことにいくつかの問題点が生じました。幅広い年齢層の会員と交流できる長所をハイブリッド形式でも活かせる工夫を考える良い機会になりました。

【参加者の感想】

〇会員交流会に参加させていただき、久しぶりにグループの枠を超えて多くの方のお話を聞くことができました。日々の生活の中では、どうしても目の前の細々とした子どものできないことや苦手なことに目が行きがちで、親として何から手をつければ良いのか悩むことも多いのですが、今回先輩会員の皆様から自立に向けて俯瞰した視点でのお話を伺うことができ、大切にすべきことが少し見えてきた気がします。貴重な機会をありがとうございました。 (小中G保護者)

〇発達障害のお子さんを持つ、先輩会員の方々のお話を聞いて、とても参考になりました。普段の子育てで心配していることについて、「うちはこうだったよ」とご自身の経験を教えて下さったので、イメージが湧きやすかったです。特に印象に残ったのは「就労継続には体力がとても大切」という言葉でした。学生のうちは目先の課題として学業等にばかり目が行きがちですが、体力づくりが全ての基盤になるのだと、改めて認識しました。このような機会を設けて下さり、ありがとうございました。 (小中G保護者)

〇通常のグループごとの交流会とはまた違い、長年おたふく会に所属の先輩会員の方々からの実体験に基づくお話を直接お聞きできて、新たな気づきをいただけました。私の子育てはまだまだこれからですが、これからも先輩方の様に明るくたくましく子育てを頑張っていきたいと思います。またこういった機会があると嬉しいです。ありがとうございました。 (小中G保護者)

〇色々な年代のお子さんのお母様方のお話が聞けて、大変勉強になりました。色々なことを乗りこえて来られた皆さんのお話は、説得力がありました。年代毎に心配事の内容も変化していくのだなぁと思いました。またこのような機会があれは嬉しいです。 (高大G保護者)

〇私は、大学生の保護者です。コロナ禍の中の入会者でした。入会したものの、なかなか直接会員の方々と交流がかなわない日々が続きましたが、少しずつおたふく会の交流を持つ機会ができたことに安心感が得られました。今回、初めて交流会に参加させて頂きました。会には、長年、会にいらっしゃる方々が多く、皆さん、お互いざっくばらんに打ち解けてられていて、座談会が始まった時は、戸惑いました。しかし時間と共に皆さんの話を聞くうちに、日頃は自分の子どもだけを見ていましたが、年齢、地域、学校様々な環境の話を聞けてお話しもでき、参加させて頂き本当に良かったです。普段、情報がなく子どもの新しい学生生活が始まり戸惑いの日々を過ごしていたので、保護者の方々の交流会は、とても貴重な機会だと思っています。ありがとうございました。 (高大G保護者)

〇おひとりおひとりの現状を詳しく聞けたのが良かったです。それぞれ違う親子のエピソードが、微笑ましくさえ感じました。我が子のこれまでを振り返り、これからを見通すきっかけにもなったように思います。 (青年G保護者)

〇久しぶりの会員交流会でした。所属グループを分けずに行い、実際にはもっと話したかったこと、聞きたかったことがあった方がいたかもしれません。本当に時間があっという間でした。成人になってある程度落ち着いて過ごしていますが、揺れ動く思春期のお話に当時を思い出し、パワフルな先輩方のお話に元気をいただき、やっぱり親の会っていいなと思いました。 (青年G保護者)

(2022年6月会報より)