2024年9月26日木曜日

会報「おたふく」は、大阪LD親の会「おたふく会」のホームページに掲載されています(2024年9月)

 2019年度より、会報「おたふく」は、大阪LD親の会「おたふく会」のホームページに掲載されています。

2024年9月現在、

第267号2024年6月30日発行、


第266号2024年3月24日発行、

第265号2023年11月26日発行、

第264号2023年9月24日発行、

第263号2023年6月19日発行、


第262号2023年3月19日発行、

第261号2022年11月27日発行、

第260号2022年9月25日発行、

第259号2022年6月26日発行、


第258号2022年3月19日発行、

第257号2021年11月28日発行、

第256号2021年9月26日発行、

第255号2021年6月26日発行、


第254号2021年3月21日発行、

第253号2020年11月29日発行、

第252号2020年9月27日発行、

第251号2020年6月28日発行、


第250号2020年3月22日発行、

第249号2019年11月24日発行、

第248号2019年9月29日発行、

第247号2019年6月30日発行が、


ホームページに掲載されていますので、ぜひ、ご覧ください。

https://www.otahuku.net/newsletter.html


トップページの左にある、「会報閲覧」と書かれているバナーをクリックしても入れます。

大阪LD親の会「おたふく会」トップページ

https://www.otahuku.net/index.php 

ディスレクシア月間啓発・要望活動報告(2023年9月)

ディスレクシア月間啓発・要望活動報告

 会員の皆さま、9月会報とともにお送りしたディスレクシア月間啓発チラシをご覧いただけましたか?また、読書バリアフリー法についてご存じでしょうか?読書バリアフリー法は、2019年6月に成立し、障害の有無に関わらず、すべての人が読書による文字・活字文化の恩恵を受けられるようにするための法律で、すでに各自治体で公立図書館・学校図書館での環境整備の取り組みが始められています。

参考:「読書バリアフリー法」啓発リーフレット(文部科学省)

https://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/gakusyushien/mext_01304.html

 ディスレクシア月間実行委員会では、2023年から10月を「ディスレクシア月間」としてより広く啓発を進める様々な取り組みを進めています。委員会に参画している全国LD親の会では、ディスレクシアなど読みに困難のある人達が一人ひとりに合った方法で読書ができる環境を整えてもらうべく、公立図書館および学校図書館に、音声化やルビがふってある図書・デジタル化された書籍等(映像を含む)の充実を求める働きかけを行うことが重要ととらえ、今年度から全国LD親の会加盟団体を通じて各地域の所轄に要望活動を行っていくことになりました。


「読書バリアフリー法による情報保障を求める要望書」内容

1、音声化された図書、ルビがふってある図書、電子化された書籍等(映像を含む)などが利用できる環境を整えてください。

2、「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律(読書バリアフリー法)」第二条にあるように、この法律における「視覚障害者等」とは、視覚障害、発達障害、肢体不自由その他の障害により、書籍について、視覚による表現の認識が困難な者であることなどの啓発活動をおこなってください。


 おたふく会では、大阪LD・軽度発達障害親の会「翼」とともに、府下の公立図書館(あるいは公民館付設の図書室)や学校図書館を所轄している教育委員会や図書館に、9月29日付けで要望書を84か所に提出、啓発ポスターの掲示を96か所に依頼しました。 

(2023年11月会報より)


進路進学交流会 ~就労に関してのお話を聞く会~(2023年10月)

小学生~高校生の保護者会員対象

進路進学交流会 ~就労に関してのお話を聞く会~

10月22日(日)ドーンセンター和室にて、小学生から高校生の保護者の皆さんに「高校卒業後(中学卒業3年以上)の進路で知りたい事」とのアンケートを実施し、そのアンケート結果を参考に、今回は大学生・青年の保護者お二人に、就労に関してのお話を中心に、大学入試や就職活動についても含めてお話をしていただきました。

参加者は合計23名。小中高校生の保護者だけでなく、大学生や青年グループの保護者も多く、就労に関しての関心の深さを実感しました。開催後、参加者の皆さんにGoogleフォームにてアンケートを実施しました。

【参加者の感想】

・先輩のいろんな意見が聴けてとても勉強になりました。 ありがとうございました。

・具体的な経験についてお話を聞けて、とても参考になりました。一般雇用のケースと、福祉制度を利用したケースと、どちらも聞けたことも、とても良かったです。

・非常に参考となる講演ありがとうございました。こどもの進路の参考にしたいと思います。

・他の事例や自分のこどもに近い実例も聞きたいです。 また、法律が変わるとのことでの最新のトピックも知りたいです。

・会の主催ありがとうございます。

・お忙しい中、このお時間を設けていただき、感謝です。ありがとうございました。

・先輩方の経緯のお話を聞けてよかったです。

・色々な、サポートがあることを知りました。ありがとうございました。

・具体的なお話を聞かせていただいて大変参考になりました。ありがとうございました。

・特例子会社や高校生活支援カードなど、知らない事を知れてよかったです。お二人から就労に向けて具体的な内容を伺えて良かったです。

・学生時の事や卒業後の事が聞けて良かったです。大変勉強になりました

・お二人の選択肢と、寄り添い方がとても参考になりました。 ありがとうございました。

・就学就労に関する事例のお話を聞けてとても良かったです。

・お二人のお話がとても上手で聞きやすくまたわかりやすかったです。お母さんとして、関わり方が子どもに寄り添いつつ、自立を助ける姿勢がいつもながら本当に参考になります。担当の皆さんお疲れ様でした。今後ともよろしくお願い申し上げます。

・新しい情報も聞けて良かったです。

・ありがとうございます。勉強になりました。


最後に、おたふく会の進路進学ということで、本来はお聞き出来ないような詳細な内容までお話くださった保護者さま、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

進路進学担当一同

(2023年11月会報より)

アドベンチャークラブ  秋の廃線敷ハイキング(2023年10月)

アドベンチャークラブ 

秋の廃線敷ハイキング

10月29日(日)、大谷先生にご引率いただき、恒例の廃線敷ハイキングへ行って来ました。大人3名、子ども2名が参加しました。

当日は10時30分頃「生瀬」駅に集合し、廃線敷ハイキングコースを歩きました。道中では真っ暗なトンネルを懐中電灯で足下を照らして歩き、鉄橋を渡ったりしながら「武田尾」駅まで約4.7キロのコースをゆっくり歩きました。道中で大谷先生がクルミや栗の木があるのを教えて下さり、子どもたちは夢中になって拾っていました。河原でお昼休憩の後、先生が持ってきて下さった釣り竿を垂らしたり、小エビやタニシを捕って遊びました。天候にも恵まれ、大人も子どもも自然の中で楽しい休日を過ごしました。

(参加者の感想)

・今年も参加できて良かったです。クルミの殻がめちゃくちゃ固いことがわかりました。(中2)

・最近運動不足だったので、自然の中をゆっくり歩くことができて良かったです。(保護者)

・普段スマホやタブレットの画面を見る時間が長くなりがちなので、きれいな景色を眺めながら良い気分転換になりました。(保護者)

(2023年11月会報より)

内閣府 障害者差別に関する相談窓口「つなぐ窓口」について(2023年10月~2025年3月)

 内閣府 障害者差別に関する相談窓口「つなぐ窓口」について

 令和6年4月から事業者による障害者への合理的配慮の提供が義務化されることから、内閣府では、障害者差別解消法に関する質問や障害を理由とする差別等に関する相談を自治体・各府省庁等の相談窓口に円滑につなげるための調整・取次を行う「つなぐ窓口」を、令和5年10月16日から令和7年3月下旬まで試行的に設置しています。


<こんな方におススメ!> (リーフレットより抜粋)

・どこの相談窓口に相談すれば良いか分からない。

・過去に相談をした際に、相談先から別の相談先を紹介されることが繰り返されて、結局相談できなかった。

・平日は学校・仕事で今まで相談ができなかったが、まずは話を聞いてみたい。

・障害があるので、お店に配慮やお願いしたいことがあるが、どうすれば良いか分からない。

・障害をお持ちの方への合理的配慮の提供について、何をすれば良いか分からない。


「つなぐ窓口」による相談対応の基本的な流れなどの詳細については、内閣府のHPからリーフレットがダウンロードできます。https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/sabekai_tsunagu.html   

(2023年11月会報より)




日本LD学会第32回大会(広島) 親の会ポスター展示・親の会懇親会に参加しました(2023年10月)

日本LD学会第32回大会(広島)

親の会ポスター展示・親の会懇親会に参加しました

 10月8日・9日に行われた日本LD学会大会(広島)では、親の会ポスター展示ブースが久々に復活し、おたふく会もポスターを出展しました。広い展示スペースには、各親の会のポスターだけでなく、広島の親の会「明日葉」の青年さんが作成した各地の親の会所在が一目でわかる都道府県編みぐるみマスコットも展示され、大変明るい雰囲気に包まれました。また、全国LD親の会からの呼びかけにより、模造紙のポスターだけでなく各会の紹介動画も映写され、ポスターに掲載しきれなかった内容はプレゼンソフトを使って紹介することができました(左下写真が展示ブースの様子)。

 今回おたふく会のポスターでは、ペアレント・トレーニングを特集し、親の会で実施するペアトレのメリットについてお伝えました。親の会ペアトレの利点の1つである「親の会活動を通した参加者同士の長いお付き合い」もアピールしたいと思い、7月下旬に「ペアトレ10年後の同窓会」を実施、ポスターに掲載しきれなかった内容は映写の方で詳しく報告することができました。

 8日夜に行われた親の会懇親会は、全国LD親の会近畿ブロックでもおなじみの広島「明日葉」さんのおもてなしで、平和記念公園のすぐ近くで開催されました。おたふく会からは4名が参加し、広島の名産をいただきながら交流を深め、各親の会の方々と楽しいひと時を過ごしました。

※ポスター展示や懇親会の様子は、全国LD親の会発行の『かけはし』第97号でも報告されていますので、そちらもぜひご覧ください。

(2023年11月会報より)


知っ得シリーズ⑥  おたふく会のあゆみ その① 

知っ得シリーズ⑥

おたふく会のあゆみ その①

「知っ得シリーズ」は、会活動や支援体制・仕組みなど、知っているようで知らない色々な事について、リレー形式で掲載します。今回は「おたふく会のあゆみ」をテーマに、2021年4月に発行された『別冊おたふく』設立30周年記念号の中の記事「みんなでつくるおたふく会ザックリ年表」の中から抜粋し、おたふく会設立からの約10年間(1990年代)についてお伝えしたいと思います。


<年表> 1990年代の出来事とおたふく会

年度 当時の出来事 ・その頃おたふく会は… 会員数

1990(H2) 全国学習障害児・者親の会連絡会が設立・おたふく会設立準備会発足 60

1991(H3) ・大阪学習障害(LD)児・者親の会「おたふく会」発会! 80

1992(H4) 文部省、「通級による指導に関する充実方策について(審議まとめ)」報告。「学習障害児などに対する対応」が織り込まれる 全国学習障害児・者親の会連絡会から、全国学習障害(LD)児・者連絡会に改名 100

1993(H5) 学校教育法施行規則改正され通級による指導(いわゆる『ことばの教室』)が制度化 85

1994(H6) ・2度目の危機。新体制で乗り越える・会報が一時休刊。半年後、18号より復活 75

1995(H7) ・全国情緒障害教育研究協議会(全情研)大阪大会にて、おたふく会と翼の合同発表 105

1996(H8) 全国LD(学習障害)親の会に改名・大阪府福祉基金地域福祉振興助成金事業 「サマーキャンプinてんかわ」実施 132

1997(H9) ・大阪府福祉基金による助成金事業「サマーキャンプin六甲山(六甲自然の家)」・会報43号より、機関紙『おたふく会』から機関紙『おたふく』に変わる 150

1998(H10) ・第8回総会にて大阪LD(学習障害)親の会「おたふく会」に名称変更 180

1999(H11) 177

※参考:全国LD親の会刊 『発達障がい者支援におけるNPO等の役割に関する報告書-全国LD親の会20年のあゆみ-』

※2009年度末までの会員数も上記参考資料によりますが、前年度末時点の会員数が表記されおり、前年度の会員数としてここでは掲載


おたふく会会員の回想コメントを見ると…

【設立に至るまでは…】

・(会設立の頃は)NHK「こどもの療育相談」をよく視聴していました。『ぼくのことわかって!LD(学習障害)児への手引』(朝日新聞厚生文化事業団発行)がバイブル的な存在で何度も読み返しました。

・発会時の会員さんの多くが他県の親の会に所属されていて、おたふく会を設立にこぎつけたのだそう。

➡発達障害に関する情報や相談する所が本当に少なかったそうです。「子どもが学校の勉強についていけない。集団の活動に参加できない」といった悩みをもつ保護者同士数名が集まり、おたふく会を設立したそうです。


【設立から数年間は…】

・会を存続するか分裂するかを話し合い、とても大変な時期でした。先生方もおたふく会存続にご尽力くださり、新体制となったのです。

➡設立メンバーのお子さんが義務教育を修了していくにつれ、親の会運営面でスムーズな世代交代とならなかった様子がよくわかります…。ただでさえ親子共々困り感の多い日々の暮らしの中、親の会の役員のなり手不足は今も昔も変わらず想像に難くないかと…。


【1990年代後半入ると…】

・夏にキャンプ、冬にクリスマス会、常時は学習ルームと体操教室がありました。とても楽しい思い出です。

・この頃は、知的に遅れの無い発達障害児者を支援の対象としてもらうために、他の会と一緒に行政訪問や要望活動を行っていました。「LD」といえば「レーザーディスク」がまだまだ一般的で、学習障害がなかなか伝わらない時代でした。既存の障害と新しい障害の軋轢も感じていました。

➡学校生活にはなじめなくても、子ども達に楽しんでもらえるような機会や居場所を親の会が提供していたことがうかがえます。並行して、発達障害への啓発・正しい理解を求めて奔走されてこられたことが今日に繋がっているのかと思うと、先輩会員の方々には本当に頭が下がる思いです。  (I)

(2023年11月会報より)

全国LD親の会『かけはし』最新号のお知らせ(2023年11月)

全国LD親の会『かけはし』最新号のお知らせ

全国LD親の会発行の機関紙『かけはし』第97号が、ホームページにアップされました。全国LD親の会ホームページ→かけはし(機関紙) からダウンロードできます。

https://www.jpald.net/kakehashi/index.html

<内容>

P1   第22回公開フォーラム報告

P2   第16回総会報告・役員研修会報告・青年交流会報告・HPリニューアルのお知らせ

P3   LD学会大会親の会シンポジウム報告

P4   LD学会大会ポスター展示報告・LD学会大会懇親会報告・Webアンケート報告

P5   ディスレクシア月間・障害者差別解消法改正法の案内・ヒントブック案内

P6   行政勉強会・役員交流会・幼児小学生保護者交流会

P7-8 構成調査報告

P8   JDDnet・全国特別支援教育推進連盟

P9   予算要望書

P10  寄付のお願い・会員募集・活動報告・理事会報告  が掲載されています。

(2023年11月会報より)

好評発売中!! 全国LD親の会編  『発達が気になる子の子育てモヤモヤ解消ヒントブック』(2023年11月)

好評発売中!! 全国LD親の会編 

『発達が気になる子の子育てモヤモヤ解消ヒントブック』

全国LD親の会が、各地の親の会会員からアンケートをとり、幼児期から学童期におこった困りごとや悩みのエピソードがテーマごとにまとめられた本になりました。「家族や周囲の手を借りながら、自分の世界を広げていこう。失敗しても大丈夫!やり直せるよ!」とエールがふんだんに盛り込まれています。発達が気になる子の生きやすさにつながるヒントがきっと見つかります。子育て中の親御さん、療育に関わる人、学校の先生など子どもに関わる人にオススメです。かもがわ出版のHPから購入可能(もちろん一般書店でも可)です♪

・生活の基礎づくり編

・集団の生活編

・社会の中で生きるちから編

好評発売中!

(2023年11月会報より)



2024年6月14日金曜日

進路進学交流会 ~先輩会員の方にお話を聞く会~&アンケート閲覧(2023年7月)

 進路進学交流会

~先輩会員の方にお話を聞く会~&アンケート閲覧

7月22日(土)ドーンセンター和室にて10時から12時に「先輩会員の方にお話を聞く会」、12時から17時に「参加自由アンケート閲覧&交流会」を開催しました。 

義務教育終了後の進路進学について、新高校1年生のお子さんを持つ会員1名と、昨年お話しいただいた会員3名にも、その後の様子をお聞かせいただきました。後半は、参加者からの様々な質問に答えていただきました。

参加者は合計13名の小中高校生の保護者でした。そのうち5名が昨年に入会した方で、アンケート閲覧もとても熱心にご覧になられていたのが印象的でした。また午後からの参加自由アンケート閲覧&交流会も沢山の方が引き続き参加し、和気あいあいとした雰囲気の中ゆったりとした時間を皆さんで過ごしました。開催後、参加者にGoogleフォームにてアンケートを実施しました。

【参加者の感想】

・高校進学に至るまでの、具体的な流れを聞けて(オープンキャンパス、説明会、本人と一緒に見学や体験学習を経て受験、通学まで)すごく参考になりました。通える子のケース、外に出にくい子のケース、どちらも聞けたことも、とても良かったです。親の会で得られた情報を参考にされた方が多かったことも印象に残りました。

・子どもに合った高校の選び方から実際の高校生活までの体験談が聞けるのは、親の会ならではだと思いました。貴重な機会を設けてくださり、本当にありがとうございました。

・具体的なお話が聞けて良かったです。

・気になった学校には何度も行く、退学率を聞いてもいいなど、具体的なためになるお話をたくさん聞けてありがたかったです。

・子に合う学校探しの悩みは尽きません。

・学校任せにしないで、親が子どもの特性に合った学校を早い段階から一緒に探して、最終的には「子どもに決めさせる」ことが大切だと思いました。学校選びから入学後まで発表していただけたこと、惜しみなく情報提供していただいたこと、おたふく会の先輩保護者の皆さんの愛に感謝しています。1人だとどうしていいのか分からず諦めの気持ちが大きかったのです。でも、交流会で色んな情報を得たり、気持ちを吐き出せたりして、1人ではないと思え学校選びの一歩を踏み出せそうです。せっかくだから息子の進路選択を記録し、それが次の会員さんのお役に立てたら嬉しいな〜と思います。

・進路選び、進路の相談先、オープンキャンパスの活用方法など大変参考になりました。

・お話しいただいた4 組の皆さん、進学先でもとても充実していて、がんばっておられ、また少しずつ自立に向けてその先の将来のことを考えているということをお聞きし、大変励みになりました。 我が子もそろそろ自分の進路について悩む時期になりましたが、会の後半は皆さんと楽しくお話しして、ストレス発散にもなり、良い時間を過ごさせてもらいました。担当の方、お話しいただいた方、お疲れ様でした。 本当にありがとうございました。

最後に、おたふく会の進路進学ということで、本来はお聞き出来ないような詳細な内容までお話しくださった保護者さま、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。     進路進学担当一同

(2023年9月会報より)

高校卒業後(中学卒業3年以上)の進路で知りたい事は?(2023年7月)

高校卒業後、子ども達はいろいろな進路に進みます。先日、夏の進路進学交流会後に小学生から高校生の保護者の皆さんに「高校卒業後(中学卒業3年以上)の進路で知りたい事は?」とのアンケートを実施しました(下記がアンケート結果です)。


(2023年9月会報より)

アドベンチャークラブ 夏の初谷川ハイキング(2023年8月)

アドベンチャークラブ 夏の初谷川ハイキング

 8月6 日(日)、大谷先生にご同行いただき、恒例の初谷川ハイキングに行って来ました。大人5 名、子ども6 名が参加しました。

 当日は10時30 分頃「妙見口」駅に集合し、暑さの厳しい中でしたが、農道を少し歩いて林に入ると、木陰は涼しくホッとしました。

 川に足をつけると水がひんやりとして冷たいくらいでした。子どもたちは大谷先生の後を、浅い川を登りながら歩きました。小さい滝壺のような場所があり、滝に打たれて楽しみました。

 澄んだ川の水を使い、子ども達は水鉄砲で遊びました。サワガニや小魚もたくさん捕れました。お昼はカップ麺を作って食べた後、保護者は子育てや進路について大谷先生にご相談したり、自然の中でのんびり休憩しながら過ごしました。

【参加者の感想】

・川遊びでは何度も滑りそうになりましたが、こけないように踏ん張り頑張りました。普段外で動かないので、いい運動になりました。水が冷たく気持ちよかったです。(中3H君)

・カニや魚をたくさん捕ることができて嬉しかったです。家で大切に飼っています。(中2S君)

・当日も猛暑でしたが、緑の山々や清らかな水の流れに癒されました。涼しい木陰の下で、川の冷たさに触れていると暑さを忘れ川遊びをしました。沢渡りでは、足元が滑らないようバランスをとりながら渡ったり、魚や沢蟹をとったりと大人も子どもも楽しい時間を過ごすことができました。(中3H君母)

・きれいな川で子どもらと一緒に遊んだり、森の中ではコーヒーを入れていただき、大谷先生に話を聞いていただいたり…。たくさん癒された一日でした。皆様ありがとうございました。(中2、小4N君保護者)

(2023年9月会報より)

アンダンテ&ジェントル 青年本人活動 明石市立天文科学館とランチ(2023年8月)

アンダンテ&ジェントル 青年本人活動

明石市立天文科学館とランチ

8月6日集合後明石焼きで有名な店で早めのランチをしました。その後、天文科学館に移動し約50分間の星空投影の他時計に関する展示や展望台から見る瀬戸内を観たりして楽しみました。星空投影は日没から日の出まで夏空の星座など鑑賞しました。星に関する解説もジョークやクイズも交えるなどで楽しく分かり易かったです。リクライニングチェアーでの鑑賞で眠気を催した参加者もいたようです。参加者は青年8名と世話人5名計13名でした。

【参加者の感想】

・東経135度の標準時子午線上にある資料館で天文学が学べたり、明石市街が眺められたりして楽しかったです。

・展望台が良かったです。海がきれいでした。玉子焼き(明石焼き)が美味しかったです。

・明石の天文科学館は個人的に行ってみたい場所だったので楽しかったです。プラネタリウムが大きかったのでびっくりしました。

・明石焼きを初めて食べましたが美味しかったのでハマりそうでまた食べたいなと思いました。天文科学館も初めて行きました。解散後も残って館内を見学しました。

・いつも通勤時に横を通るのですが初めて来て良かったです。プラネタリウムも久々に見ましたが完全に夢の中でした。

・(プラネタリウムは)正直眠たかった。時計の歴史は興味深かった。

・火星のことが知れて楽しかったです。

・ランチで食べた、明石名物の玉子焼きを食べた時は、あまりの美味しさに、"あぁ〜。関西に住んでいて良かった。"と思いました。天文科学館のプラネタリウムでは、天井に映し出される星空の美しさに見惚れてしまいました。今回は、一般投影を見たのですが、違うバージョンも見てみたいです。

(2023年9月会報より)


アンダンテ&ジェントル 青年本人活動 マジックを楽しもう!(2023年9月)

アンダンテ&ジェントル 青年本人活動 

マジックを楽しもう!

9月3日(日)ドーンセンター地下多目的室にて 北新地奇術倶楽部のボランティアマジシャンお二人をお招きして「マジックを楽しもう!」青年交流会を行いました。参加者は 青年7名会員8名(世話人6名含む)見学者2名でした。間近で見るマジシャンのたくみなテクニックに驚かされ 軽妙なトークもあいまって 笑いと拍手いっぱいの楽しい時間でした。さらに 参加者にも簡単にできるマジックをレクチャーしていただきました。マジックのタネを教えてもらい練習するとなんとかできるようになり感動しました。その後は 茶話会でお菓子を食べながら 自己紹介の後「公共の乗り物でのマナーや気になること」をテーマにトークをして それぞれが経験したことや感じたことなどを語り合うゆるっとした時間を過ごし終了しました。

【参加者の感想】 

•生でマジックを見てすごいと思った。 

•マジックを教えていただいてありがとうございました。

•自分でやってみると難しかったのでマジシャンはものすごく練習しているのだと思った。

•マジックの続編があればうれしい。

•テーマトークは 話を広げるでもなく意見をまとめるでもなくだった。

•テーマトークは みんなの考え方を知れて勉強になった。

(2023年9月会報より)

知っ得シリーズ⑤ 全国LD親の会の新しい取り組みについて(2023年9月)

 「全国LD親の会の新しい取り組みについて」

「知っ得シリーズ」は、会活動や支援体制・仕組みなど、知っているようで知らない色々な事について、リレー形式で掲載します。今回は、おたふく会も加盟しているNPO法人全国LD親の会の取り組みであるオンライン(Zoom)を活用した交流会や勉強会についてご紹介します。

 新型コロナウィルス感染防止への対策が大きなきっかけとなり、世間では一気にオンラインの活用が広まりました。2021年以降、全国LD親の会主催の「公開フォーラム」や「特別支援教育支援員養成講座」はオンライン配信となり、また同じ年にはZoomでの「テーマ別会員交流会」も開始され、全国各地からオンライン上で集まれる機会が多くなりました。「全国LD親の会という全国組織に所属している会員の新しい大きな魅力!特典!」として注目し、数年前の私たちも「はやくZoomになれなきゃ♪」と焦ったものです。

 そして昨年度から、全国LD親の会では「オンライン行政勉強会」「幼児・小学生保護者のオンライン交流会」「オンライン各会役員交流会」が新たに開始されました。役員交流会は、それぞれの加盟団体の運営を担っている方々で情報交換を行っていますが、下記については全国LD親の会に所属の会員ならどなたでも参加できますのでオススメです(←おたふく会会員は全国LD親の会の会員でもありますので、ぜひ!)。

全国LD親の会オンライン行政勉強会では…

文部科学省と厚生労働省の施策などをテーマに、年4回交互に勉強会が開催されています。講師は、

・厚生労働省関係:日詰正文先生(独立行政法人国立重度知的障害者総合施設「のぞみの園」事業企画局 研究部部長、言語聴覚士、JDDnet事務局長)

・文部科学省関係:笹森洋樹先生(常葉大学 教育学部初等教育課程 教授)

です。厚労関係では「障害者総合支援法概論」「障害年金について」「放課後等デイサービスの質的向上や不登校について」などがテーマに、文科関係では「通常の学級に在籍する障害のある児童生徒への支援の在り方に関する検討会議について」「合理的配慮と授業のユニバーサルデザイン」「自閉症・情緒障害特別支援学級と通級による指導」についてお話がありました。普段、私たちは法律や行政の施策について「ホント、ややこしくて難しい…」と敬遠しがちですが、行政勉強会はわかりやすい解説で大変勉強になります。

全国LD親の会幼児・小学生保護者のオンライン交流会では…

小学生のお子さんをもつ会員から、「(LD等の発達障害をもつ)子どもと同世代の方達となかなか交流する機会がない、ぜひ繋がりたい。」との要望から始まった企画です。子どもの年齢や女子の保護者で分かれて情報交換しています。ファシリテーターとして全国LD親の会に所属の会員も加わり交流しています。なんと心強い!

おたふく会会員の皆さまへ… 全国LD親の会オンライン行政勉強会や全国LD親の会幼児・小学生保護者オンライン交流会への参加申込、詳しい報告は…

行政勉強会や幼児小学生オンライン交流会への参加お申し込みは、おたふく会瓦版(おたふく会会員専用メール配信)にてお知らせします。

詳しい報告は、全国LD親の会の機関紙『かけはし』95号以降に掲載されています(全国LD親の会ホームページからダウンロードできます)。 https://www.jpald.net/kakehashi/index.html

(2023年9月会報より)

2024年4月1日月曜日

第33回大阪LD親の会「おたふく会」総会の報告とご挨拶(2023年5月)

第33回大阪LD親の会「おたふく会」総会の報告とご挨拶

第33回大阪LD親の会「おたふく会」総会につきましては、2023年5月28日、会場とオンラインにて開催いたしました。2022年度活動報告および決算報告、2023年度の役員・運営委員案・活動方針と計画、予算案への各提案について、ご意見ご質問を受け付け、承認可決されましたことをご報告いたします。

代表挨拶

2023年度 おたふく会代表 溝上 久美子

「おたふく会」の活動にご理解、ご協力をいただき、ありがとうございます。

2023年度も引き続き代表をさせていただくことになりました。会員のみなさま、運営委員のみなさまのご協力のおかげでなんとか務められております。本当にありがとうございます。至らない点が多々あるかと思いますが、何卒よろしくお願いいたします。

今年の総会も、会場開催とオンラインとのハイブリッド方式で行いました。引き続いての交流会は、会場とオンラインで開催し、有意義な時間となりました。ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

2022年度もCOVID-19感染症の影響で、思うように活動ができない状態でした。2023年度に入り、5類感染症への移行など行政の対応も大きく変わりつつあります。状況を見ながら、集合しての対面活動を再開していきたいと思います。ペアレント・メンターで行っている活動紹介&ミニ交流会は、新入会員の増加に大きな役割を果たしていただいています。また、全国LD親の会では、引き続きオンラインでの行政勉強会、会員交流会企画を行っておりますので、奮ってご参加ください。

大阪府では、諸事情から発達障がい児者支援体制整備検討部会の取り組みが形骸化とも思われる状況になっており、親の会として、要望活動を再開し、現場からの声をあげていく必要性を痛感しております。

会計については、2023年度も引き続き継続会費の減額をさせていただきました。来年度以降についても状況を見ながら検討してきます。できるだけ役員の負担を減らし、誰でも交代が可能なよう、またいろいろな方に関わっていただけるようご意見をいただきながら工夫していきたいと思います。

会員のみなさまにおかれましては、活動に対する忌憚のないご意見やご要望をぜひお寄せください。また、今後とも無理のない範囲で会の活動に参加、協力いただきますよう、よろしくお願いいたします。

(2023年6月会報より)

アドベンチャークラブ 春の水無瀬川ハイキング(2023年3月)

アドベンチャークラブ 春の水無瀬川ハイキング

 3月21日(火祝)、大谷先生にご同行いただき、水無瀬川にハイキングに行ってきました。5名(19歳、中学生、保護者3名)が参加しました。当日は昼から雨の予報でしたので、10時にJR山崎駅に集合した後、すぐに水無瀬の滝に向かいました。その後、近くの公園で昼食休憩になりました。ちょうど野球のWBCの準決勝の時間だったので、日本がメキシコに逆転サヨナラ勝ちしたとスマホで知り、「やったー!」と皆で喜びました。水無瀬神宮などに立ち寄りたかったのですが、空が曇ってきたので、大山崎町歴史資料館を見学した後、早めに解散となりました。

<感想>

・皆さんと話せて楽しかったです。(19歳Mさん)

・水無瀬の滝は思っていたより小さかったです。歴史資料館では、戦国武将ゆかりの資料や、昔の瓦の展示があり、水無瀬は歴史ある場所だとわかりました。(中1S君)

・水無瀬の滝や山崎の町を探索しながら歩きました。川辺でお話しながらお弁当を食べてたのしかったです。(Mさん保護者)

※6月11日(日)に予定していました「初夏の五月山おきがるハイキング」は雨天の為、開催中止になりました。

(2023年6月会報より)

全国LD親の会『かけはし』最新号のお知らせ(2023年6月)

 全国LD親の会『かけはし』最新号のお知らせ

 全国LD親の会発行の機関紙『かけはし』第96号が、ホームページにアップされました。全国LD親の会ホームページ→かけはし(機関紙) からダウンロードできます。

https://www.jpald.net/kakehashi/pdf/kakehashi96_20230411.pdf

 最新号の内容は、

・第16回総会・第22回公開フォーラム・青年の交流会のご案内

・発達が気になる子の子育てモヤモヤ解消ヒントブック〜親の会30年の経験から〜

社会の中で生きるちから編  2023年1月発行

・2023年度特別支援教育支援員養成ビデオ講座案内

・第21回全国LD親の会公開フォーラム報告

・日本LD学会第31回大会 親の会企画シンポジウム報告

・行政勉強会報告・役員交流会報告・幼児小学生保護者交流会報告

などが掲載されています。(2023年6月会報より)

知っ得シリーズ④「支援教育支援員について」(2023年6月)

 知っ得シリーズ④「支援教育支援員について」

 「知っ得シリーズ」は、会活動や支援体制・仕組みなど、知っているようで知らない色々な事について、リレー形式で掲載します。今回は、最近あちこちで募集を耳にする「支援教育支援員」をテーマに取り上げ、おたふく会会員で現役の支援教育支援員の方々に体験談を寄せていただきました。

 LD等の発達障がいのある子どもを育て、保護者同士で工夫や悩みなどを共有してきた親の会会員だからこそ、学校生活や学習に困り感のある児童生徒に寄り添える(安心感を持たせられる)対応ができるように思います。皆さんも「支援教育支援員」になって、ノウハウを生かしてみませんか?

「私が支援員になったのは…」

【青年グループ会員 Aさんのお話】

私が支援員になったのは、息子の小学生時代がまだまだ発達障害の理解も乏しく体制の整わない学校で、とても辛い日々だったからです。たまたま見てしまった先生の息子の扱いがあまりにも酷く…支援の要望も聞いてもらえず、悔しさから勉強するようになり、その当時色々と親身になってくださった親の会の諸先輩方のように「私も役に立ちたい」、“困った子ども”を育てたからこそ「学校で困っている子どもの、そんな子どもを預けている親の気持ちに寄り添えたら…」と全国LD親の会主催「特別支援教育支援員養成講座」を受けました。

今は週に2日、8時45分~5時間と、6時間学習サポーターとして勤務しています。我が校での仕事内容は、支援員は校外活動あり、学習サポーターは校内のみの違いくらいです。

支援対象は教室にいる子どもたち。基本的には重度の子どもは正職員の先生がみるので、担任や、支援級の先生の指示に従い、教室全体をみています。学年は主に1,2年生ですが、3,4年生にも入ります。担任によってやり方が違うので、学習等は各教室の先生が授業をやり易いように、子どもには出来るだけ手を出し過ぎないように、迷った時は勝手に判断せず先生にどう対応すべきか(どこまで支援するか)尋ねるように、と心掛けています。また、子どもの事で気づいた事が有れば授業が終わったらその都度伝えるようにしています。

支援員は難しそう、なイメージを持たれるかも知れませんが、実際は資格も特に不要ですし、『子どもが好き』の気持ちがあれば全然大丈夫。先生のような、お母さんのような、そんな存在が学校にいるのもいいかな、と思っています。

【高大グループ会員 Bさんのお話】

 ちょうど10年前、先輩会員さんから「たしか特別支援教育支援員養成講座を受講してたよね!?大変なクラスがあるから手伝って!!」と電話がかかってきたのが支援員になるきっかけでした。養成講座を受講していた時は「支援級に在籍する息子の教育的サービスの情報収集と子育ての参考に…」くらいの気持ちで、支援員になるつもりは全然無かったのですが…。ひょんなことから支援教育支援員になったワケですが、いざ小学校に行きサポート対象の児童達に会ってみると、おたふく会の子ども活動で出会った子ども達同様(それ以上?)に個性的で面白い子ども達で、「何だか私も楽しい、うれしい」と感じることが多かったのです。

 現在は近くの小学校に毎日通い、ほぼ全てのクラスに入り込みで通常学級籍の支援対象児童の算数・国語のサポートをしています。学習面だけに偏ることなく、「集団への参加と自発性」や「少し先の本人の成長や発達のこと」も併せて考えられる支援員、超多忙な先生方の心強い助っ人になれるような支援員もめざして、日々楽しみながら奮闘しています。


会員の皆様へ、全国LD親の会主催「特別支援教育支援員養成ビデオ配信講座」の案内チラシは、5月中旬におたふく会総会議案書とともに発送しました。支援教育支援員のお仕事にご興味のある方に、養成講座の受講をオススメします! 

(2023年6月会報より)

総会特別企画「会員交流会」のご報告 (2023年5月)

総会特別企画「会員交流会」のご報告

 5月28日(日)ドーンセンター大会議室にて、第33回総会に併せて「会員交流会」が開催されました。交流会は予定時刻を早めて14時30分から16時30分までの2時間、小学生の保護者から青年の保護者まで33名が会場およびオンラインで参加しました。「小学生から高校生の未成年の子どもをもつ保護者のグループ」「大学生・大学院生および青年の成人した子どもをもつ保護者のグループ」「オンラインで参加のグループ」の3つのグループに分かれて話し合い、会場では拍手が度々起こるなど大変な盛り上がりを見せました。今回は、会員継続時のアンケートから参考にした話題を集め、それらの中から話し合っていただきました。各話題の内容は以下の表の通りです。

 会員交流会の話題

帰宅後の時間配分や整理整頓など、本人がわかりやすい方法を知りたい。

家がラクだからと言って甘えている。昼夜逆転で活動時間が真逆で、ストレスになる。

不登校・引きこもり状態。どうしてよいかわからない。

本人は「発達障がい」ではないと思っている。本人が困った時に「こんな所があるよ」「こんな方法があるよ」とアドバイスしたいが。

本人だけではスケジュール管理ができない。

やらなきゃいけないことが沢山あると行動に移さずに、(課題から)目を背ける。

きょうだい児と本人の関係が難しい。結婚出産を躊躇したり、親亡き後のことで悩むのじゃないかと心配。

本人のこだわりが強く、家庭でも学校や職場でも手を焼いている。

身の回りのことが出来ず、学生の頃から習得させておくべきだった。一人暮らしだが、定期的に様子を見に行かないといけない。

「皆出来ているのになぜお前はできない」と怒られ、学校・会社との雰囲気が合わず辞めてしまった。

居宅支援の担当者が辞め、次のヘルパーが見つからず困っている。重度障害者や老人の為のヘルパー派遣に重点が置かれている。

8050問題に直面している。

【未成年の保護者のグループ 感想】

小中高生保護者13名のグループでは、自己紹介のあと話題の中から、「自分で立てた予定に基づき行動する」「やるべき課題に向き合う」等のテーマに沿って話し合いました。「お風呂に入る」「着替える」から、「待ち合わせに遅刻せずに行く」や「定期テストに向けて勉強する」というものまで、それぞれの学齢にまつわる課題が出てきました。学年が上がるにつれ、より計画立てた行動が求められるようになり、達成するにはそれに応じた工夫や手助けが必要になることがわかりました。

解決策としては、「まず本人が楽しみにしている予定からスケジュール管理に慣れさせ、徐々に他の課題にも向き合わせる」「時間の概念が弱い子どもの場合は、図で示して視覚化し、自分が今どの段階にいるのかの理解に役立てる」等が出ました。本人にどこまで任せるのかを成長段階に合わせて見極め、少しずつ親が手を放していくことが重要との意見も出ました。

保護者同士、共感しながら子育てについて楽しく語り合いました。 (中学生の保護者S)


【成年の保護者のグループ 感想】

 成年グループには、現役大学生~40歳台の子どもの親12名が集いました。自己紹介の中で、それぞれが左表の話題の中から自分の今の思いに近いものを選んで子どもの現状や悩み事を話しました。就労数年以上の方からは転職を含む就労継続の課題や(就労は継続できても)金銭管理を筆頭に日常生活や整容・体重などの自己管理の難しさが話され、服薬調整の問題も出ました。大学生の方からは就労など将来的な不安が語られ、後半はプチ相談会にも発展していました。(青年の保護者T)

<参加者の一言感想より>

・高校生くらいからインターンシップなどの職業体験の機会を増やして欲しい。体験を通して自分の特性を見つけることができると思う。職場へ通うこと、定期の時間働くということはとても大切だと思う。

・就労体制が親だけでなく子ども自身にも判りやすいことが大事なのではないかと感じました。

・先輩方のいろいろな仕事の話が聞け、親として、少し自信がもて、本人と将来の事を考えていく方向も持てました。

 【オンライン参加のグループ 感想】

 こちらのグループでは、高校生の保護者(ご夫婦で参加)・大学生の保護者・子どもが就職したばかりの保護者・就労し一人暮らしをされている方の保護者など、7組8名が参加しました。話題一覧を見て「ほぼ全て同感!」「私自身にも当てはまる」と笑いが起き、こちらのグループでも和やかにスタートしました。進学・就職など新たなスタートを切ったお子さんの様子の話も交え、本人のやる気(=やりたいと思う事)が大事で、そのために適切な配慮を伝えて周りの環境を整えることの大切さを改めて感じることが出来ました。 (大学生の保護者I)

【アンケートお礼】

更新手続きの際に行ったアンケートでは、皆さんから多くの回答をいただき、ありがとうございました。

 今回の特別企画では、アンケートの回答を一覧にまとめ、会場にご参加いただいた会員に「同感!」「いいね!」と思われたものに投票していただきました。多かったものは以下の通りです。

(表の「未成年」は会場に集まった未成年の保護者グループ、「成年」は会場に集まった成年の保護者グループです)。

興味のあるテーマ・勉強会などでとりあげてほしいテーマの結果 未成年 成年

・発達障がいの子の対人スキルやトラブル対処について 4 7 11

・障害者就労について 3 5 8

・成人後の自立したくらしについて親が知っておきたい事 3 4 7

・進路について 6 0 6

・性教育のこと 4 2 6

・親亡き後の本人たちの生活について 1 5 6

・障害のある子と家族のライフプランニング 2 3 5

・障害枠就労者のキャリア形成・スキルアップ 2 3 5

・将来の暮らし方について 3 1 4

・犯罪に巻き込まれないためのスマホの使い方 1 3 4

・ペアレント・トレーニング 3 0 3

・思春期の女の子の育て方について 2 1 3

・障害年金について 2 1 3

・ファイナンシャル・プランナーのお話 1 1 2

・発達障がい者自身が福祉サービスを利用する方法 1 1 2

・オンラインお仕事体験 0 2 2

・青年向けの服薬の話や新しい薬剤についてのお話 0 2 2

・WISC5のこと 1 0 1

・発達障がいのある子のきょうだい児の結婚 1 0 1

・グループホームについて 1 0 1


会活動へのリクエスト結果 未成年 成年

・参加できなかった勉強会で見逃し配信や資料が欲しい(※) 5 2 7

・先輩のお母様のお話を聞きたい 3 2 5

・親だってゆっくりしたいを実現できるような活動をしたい 1 2 3

・今年度から会報印刷後の交流会が参加しやすくなる 1 2 3

・子どもたちの育ちに役立つ活動ができたらいいなと思う 2 0 2

・後輩のお母様に(体験談を)お伝えできればうれしい 0 1 1

・会報に講座の要点や概略を少しでも載せてほしい(※) 0 1 1

その他に、「ペアレント・メンターになるための活動に参加したい」「平日に会活動の方が参加しやすい」といったリクエストもありました。

【お願い】

(※)印の項目について、おたふく会では講演会・勉強会等に申し込みをされていない方や欠席された方への資料配布や、講座内容の詳細を講師に代わって会報に掲載もしておりません(会報には、講座内容の大まかな項目と参加者の感想に留めております)。関心のある講演会等には、ぜひご参加くださいますようお願いします。(2023年6月会報より)