大阪府・市教育委員会に要望書を提出しました
行政等への要望活動は、代表・副代表が大阪府・市の障がい者施策関係の委員になっていることもあり、しばらく行っていませんでした。しかし、COVID-19感染症対策で新しい生活様式が求められている今こそ、親の会として感じていることを要望書として提出しようということになりました。
支援員として教育現場に携わっている方の実体験からも、分散登校くらいの少人数学級の方が先生の眼も届きやすく、落ち着いて授業が受けられる環境であること、音や臭いに感覚過敏のある子どもにとっても、過ごしやすい環境であること、ICT教育(パソコンやタブレット端末、インターネットなどの情報通信技術を活用した教育)手法を活用することで、読み書きが苦手な子どもや諸事情で学校に行きにくい子どもにも対応した学びを保障してほしいという思いを込めました。
要望内容はNPO法人全国LD親の会の来年度予算に向けた要望内容から2項を参考引用し、下記の内容で2020年6月16日に大阪府・市の教育委員会教育長宛に郵送しました。
特別支援教育に関する要望
平素よりLD等の発達障害のある子どもに対するご理解とご支援をいただき感謝申し上げます。
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が解除され通常授業が再開されましたが、第2波・第3波を懸念し、学校現場においても様々な感染症対策が講じられ新しい生活様式が求められています。
私たちは、LD等の発達障害のある子ども達も含め、一人一人の子どもの安全と学びが大切にされていくことを願っています。今後も引き続き、流行性感染症への対策とともに子どもたちの学習保障に向け、下記項目を要望します。
1. 少人数学級、少人数授業の実施
通常の学級における学級規模を小さくし、過密状態を避けた安全な学びの場を確保し、また、十分な教職や加配を拡充すること
2. ICT環境整備の早期実現と指導体制の充実
GIGAスクール構想によるICT 機器の整備を進め、一人一人の学び方に応じ、学校での学習と家庭学習を連動させたICT 機器の活用を図っていくこと
(2020年9月会報より)