2024年4月1日月曜日

知っ得シリーズ④「支援教育支援員について」(2023年6月)

 知っ得シリーズ④「支援教育支援員について」

 「知っ得シリーズ」は、会活動や支援体制・仕組みなど、知っているようで知らない色々な事について、リレー形式で掲載します。今回は、最近あちこちで募集を耳にする「支援教育支援員」をテーマに取り上げ、おたふく会会員で現役の支援教育支援員の方々に体験談を寄せていただきました。

 LD等の発達障がいのある子どもを育て、保護者同士で工夫や悩みなどを共有してきた親の会会員だからこそ、学校生活や学習に困り感のある児童生徒に寄り添える(安心感を持たせられる)対応ができるように思います。皆さんも「支援教育支援員」になって、ノウハウを生かしてみませんか?

「私が支援員になったのは…」

【青年グループ会員 Aさんのお話】

私が支援員になったのは、息子の小学生時代がまだまだ発達障害の理解も乏しく体制の整わない学校で、とても辛い日々だったからです。たまたま見てしまった先生の息子の扱いがあまりにも酷く…支援の要望も聞いてもらえず、悔しさから勉強するようになり、その当時色々と親身になってくださった親の会の諸先輩方のように「私も役に立ちたい」、“困った子ども”を育てたからこそ「学校で困っている子どもの、そんな子どもを預けている親の気持ちに寄り添えたら…」と全国LD親の会主催「特別支援教育支援員養成講座」を受けました。

今は週に2日、8時45分~5時間と、6時間学習サポーターとして勤務しています。我が校での仕事内容は、支援員は校外活動あり、学習サポーターは校内のみの違いくらいです。

支援対象は教室にいる子どもたち。基本的には重度の子どもは正職員の先生がみるので、担任や、支援級の先生の指示に従い、教室全体をみています。学年は主に1,2年生ですが、3,4年生にも入ります。担任によってやり方が違うので、学習等は各教室の先生が授業をやり易いように、子どもには出来るだけ手を出し過ぎないように、迷った時は勝手に判断せず先生にどう対応すべきか(どこまで支援するか)尋ねるように、と心掛けています。また、子どもの事で気づいた事が有れば授業が終わったらその都度伝えるようにしています。

支援員は難しそう、なイメージを持たれるかも知れませんが、実際は資格も特に不要ですし、『子どもが好き』の気持ちがあれば全然大丈夫。先生のような、お母さんのような、そんな存在が学校にいるのもいいかな、と思っています。

【高大グループ会員 Bさんのお話】

 ちょうど10年前、先輩会員さんから「たしか特別支援教育支援員養成講座を受講してたよね!?大変なクラスがあるから手伝って!!」と電話がかかってきたのが支援員になるきっかけでした。養成講座を受講していた時は「支援級に在籍する息子の教育的サービスの情報収集と子育ての参考に…」くらいの気持ちで、支援員になるつもりは全然無かったのですが…。ひょんなことから支援教育支援員になったワケですが、いざ小学校に行きサポート対象の児童達に会ってみると、おたふく会の子ども活動で出会った子ども達同様(それ以上?)に個性的で面白い子ども達で、「何だか私も楽しい、うれしい」と感じることが多かったのです。

 現在は近くの小学校に毎日通い、ほぼ全てのクラスに入り込みで通常学級籍の支援対象児童の算数・国語のサポートをしています。学習面だけに偏ることなく、「集団への参加と自発性」や「少し先の本人の成長や発達のこと」も併せて考えられる支援員、超多忙な先生方の心強い助っ人になれるような支援員もめざして、日々楽しみながら奮闘しています。


会員の皆様へ、全国LD親の会主催「特別支援教育支援員養成ビデオ配信講座」の案内チラシは、5月中旬におたふく会総会議案書とともに発送しました。支援教育支援員のお仕事にご興味のある方に、養成講座の受講をオススメします! 

(2023年6月会報より)