アンダンテ&ジェントル
女子力・男子力アップ講座Part.7
コミュニケーション力をつけよう~話す、見る、合わせる~
講師:大阪府作業療法士会
日時:11月27日(日)
場所:ドーンセンター地下多目的ルーム
参加者:女子2名、男子7名 計9名(欠席者3名)
今回も引き続き体を使ったゲームの中でのコミュニケーションについて取り組みました。
どのゲームにおいても皆さんが積極的に参加され、チーム対抗ということもあり、勝つということに向かって一生懸命取り組まれていました。ジェスチャーゲームでは相手に伝えようという気持ちが表現されていたことや相手の動きをよく観察して答えを当てようとされている姿があり、全員で楽しめるゲームとなりました。風船運びゲームやフラフー プ運びについては、お互いの体の動きを感じながら息を合わせてされていました。その中で、どのゲームも楽しそうに参加されており、こちらも楽しく活動を行うことができました。今回のゲームを通して、集団での活動を共有する楽しみを感じてもらうことができたのではないかと思い、大変うれしく感じております。
一回目の風船バレーゲーム「~コミュニケーション力をつけよう~」に引き続き二回目は「~コミュニケーション 話す・見る・合わせる~」をテーマに三つのグループに別れて、三種類のゲームを考えていただきました。各ゲームごとに内容やその目的を説明していただき、声掛けの方法や言葉以外の表現を読み取ること、身体のイメージを自身で確認して身体を使うことを学びました。
1. ジェスチャーゲーム
各グループから1人が前に出てスポーツ、生き物、職業、感情などのテーマをジェスチャーで表現します。本来、彼らは想像をすることが苦手なのですが、感情以外は皆言い当てる事ができ、面白おかしく楽しめました。この日一番の盛り上がりのゲームでした。
2. 身体ゲーム 風船運びゲーム
2人組になって背中に風船をはさんで横移動で運びます。
運ぶ前にペアになった人と押し合って力加減を確かめたり、背中を触って身体のイメージを高めました。
2人の足の動きや掛け声のタイミングが合っていなかったりで、苦戦する人もいましたが、お互い協力して気を遣いながらも楽しんで取り組めました。
3. コミュニケーション&身体ゲーム フラフープゲーム
グループ全員で力を合わせてフラフープを人差し指一本だけで支えて運び、ゴールに座っている人の上にかけて下ろすというゲームです。
身長、力の入れ方、動くペースなどが異なる皆が一つのことをするので難しいゲームでしたが、声をかけあいながら頑張りました。
二回を通してコミュニケーションを取り合って活動するなかで連帯感が生まれ、自然とチームの人を思いやりながらも勝つという一つの目的に向かって協力しながら楽しむことができました。きっと今まで経験した事のないような、チームとして協力した成功体験は嬉しかったに違いありません。少しだけ、どのようにしたら人と協力し合って上手くやっていけるか気づけたかもしれません。この経験を生かして、更に人と上手く繋がれるようになることを見守りたいと思います。本人たちだけでは上手くいかない時も、先生方のちょっとした声掛け(タイミング、口調、声のトーンなど)のおかげで、大きく場の雰囲気が変わるのには驚きと共に感動しました。
また伝え方にも随所工夫をされていて、どうしたら聞いてもらえるか、伝わるかをご配慮いただいていたおかげで、皆集中してよく理解できました。身近な物を使ったゲームであるのに、本人たちのことを考えて少し先生方が工夫されるだけでこんなにも価値のあるものになるのかと感心するばかりです。
お忙しい中いつも時間をかけてご指導いただき感謝の気持ちで一杯です。今年もお世話になりありがとうございました。
~アンケートより~
■今日の活動はどのようなところが役に立ちそうですか?
・声をかけ合って一つのことに取り組むこと。
・体の使い方がわかった。
・宴会でジェスチャーが使えそう。
・協調性を養うことに役立ちそう。
・チームワークやコミュ二ケーション力
・仕事でストップをかけること。
・コミュニケーション力(力をあわせる)
■本人の感想
・久しぶりにハッスルして疲れたけど楽しかった。
・今日の活動はとても楽しかったです。また行きたいと思います。
・押し合いゲームをやってみたいです。負けずに押しました。
・ジェスチャーゲームは終わった後も男性陣がとても盛り上がっていたように思います。風船運び、フラフープゲームは息を合わせてスムーズに進行できました。声の掛け合いを上手くできたと思います。
(2017年2月会報より)