成年後見についての勉強会感想
7月18日(日)10時からオンラインで、NPO法人障がい者・高齢者市民後見STEP代表理事 竹村哲也氏を講師に招き、勉強会を開催しました。10名の参加があり、成年後見制度など相続や財産管理に関する制度について、具体例を交えてわかりやすくお話しいただきました。以下は参加者の感想です。
*知らなかった内容を沢山お伺いすることができ、とても勉強になりました。親のこと、子どものこと、将来について漠然と思っているだけでなく、真剣に向き合って考える良い機会になりました。
*任意後見と法定後見の違いをわかりやすく説明して頂けて、よかったです。目先のことにおわれて、将来のことは、ついつい後回しになっているのですが、事前に、しっかりと考えて、対策をしておかなくては、いけないことがよくわかりました。
*親の私がまだ若い今のうち、子どもが小さいうちに、色々知っておくべきと感じました。ただ子どもが成人後この制度を受け入れない可能性もあることから、そこもふくめて色々考えていかないといけないと、感じました。
*勉強会で被相続人の財産と債権の確認と、死亡日から10か月以内に相続税の納金を済ませないといけないことを聴いて、親の財産のことを把握できていない私は勉強会の冒頭から慌ててしまいました。何とも気楽な話ですが、こういう人も結構多いのではないのでしょうか?講義を聴きながら何度も「親がしっかりしているうちに訊いてみよう。」とか、「今度きょうだいが集まったら言ってみよう。」と思うことがたくさんありました(普段から話しやすい実家の方はまだ安心なのですが、ダンナの方は…)。息子のことをそっちのけで聴いてしまいましたが、本当に勉強になりました。
*親亡き後を心配する会員さんは多いと思いますし、ましてや私のように高齢の親にとっては切実なことです。ところが以前エンディングノートの書き方の講習会に参加したのにもかかわらず数行書いて留まってしまっている。そんなことではダメだと自分に活を入れるため今回の勉強会に申し込みました。「安心して年をとるためにもちゃんと備えをして行こう!」とあらためて思った次第です。
*成年後見の実際について丁寧にかつ的確に教えてもらえました。講義後の質問にも真摯に対応していただき、我が家の場合はどうするべきなのかというイメージが膨らみました。親が子どもたちに残す財産の配分が入った遺言書の作成や、公証役場にて遺言書を確定するなどの手続きも確認できました。何より講師の先生の優しさが溢れている講義内容や質疑応答に触れ、世の中には素晴らしい人がいらっしゃるのだと感じるひとときでした。
*最新の情報を教えていただき、時々勉強し直す必要があると改めて感じました。報告書作成は専門家が慣れているのでしょうが、本人のために動いてくれるのかの不安があります。市民の立場での支え合いを実践されているのは素敵だと思いました。
(2021年9月会報より)