2025年11月8日土曜日

第35回総会特別企画 みんなで学ぼう!こころとからだの大切な話(2025年5月)

 第35回総会特別企画

みんなで学ぼう!こころとからだの大切な話

5月25日(日)ドーンセンター大会議室にて行い、参加は中学生から青年の保護者22名でした。講師に、もと教員で現在は障害のある青年や支援者等を対象とした性のセミナーにも取り組まれている千住(せんじゅう)真理子先生をお招きしました。性教育の現状、からだや性に関する正しい知識を学ぶことや伝えることがいかに大切か、事例やグッズの紹介とともに大変わかりやすくお話してくださいました。恋愛・性・結婚・出産・家庭をもつことの権利とともに、性被害・性加害についても聴くことができ、改めて保護者の立場で「性」について考える貴重な機会となりました。

参加者からは、「本人の性や恋愛といったことに親として不安・悩み・躊躇していたことが、先生のお話を聴いて誤解がとけて勉強になった」「学ぶからこそ本人も相手も大切にできることがわかった」「性に関することで本人とのコミュニケーションの取り方がわかり、親として正しくしっかり伝えようと思う」といった感想が多数寄せられました。

感想の一部をご紹介させていただきます。

・性教育となると構えてしまいますが、今日、千住先生のお話を聞いて、“とても楽しい、面白い”ことなんだと改めて感じました。真面目に対応すること、自然に話すことが、科学的で正しい性教育ができるんだなと思いました。

・子どもが最近「自分は変わってるし、恋愛の相手はできない。一生結婚をできない…」みたいに言うことがあり、親も「結婚したら大変だし、仕方ないか…」と言わないながらも内心思っていましたが、本日、千住先生のお話を聞いて、障害があっても当たり前のように恋愛をしたり、セルフプレジャーの権利があることを子どもにしっかり伝えようと思いました。

・お話を伺い、性教育とは生きるための教育だとわかりました。正しい知識があれば、子どもは自分で決められるのだと気づきがありました。子どもを信じて、自分で決められるようにサポートしてあげたいと思います。

・障害のある子どもの性教育ということですが、伝え方など具体例がよくわかりました。性教育以外でも、日ごろのコミュニケーションのとり方も、参考にさせてもらいたいです。「からだの権利」は知らなかったが、あらためて子どもに伝えていきたいと思いました。

・日本の性教育が遅れているのは何故か疑問があったのですが、先生のお話でわかりました。性教育の大切さを改めて感じました。サイコロゲーム&おねがいゲームはとても参考になりました。子どもにもセミナーに参加してほしいと思いました。

・進路、人生、生活を豊かに…という広い意味でとらえて学ぶのが心に留まりました。遊びの中に大切な要素をおりこんで、仲間と深めていく時間はすばらしいなと思いました。

(2025年7月会報より)