2022年1月31日月曜日

全国LD親の会オンライン研修会感想(2020年11月)

 全国LD親の会オンライン研修会感想

11月21日(土)、全国LD親の会が実施した「新型コロナウィルス感染症対策による生活状況アンケート」をもとに、緊急事態宣言中や解除後の課題について会員同士で話し合いが行われました(詳しい内容については、全国LD親の会の会報『かけはし』第91号をご覧ください)。おたふく会からは、会場に3名・オンラインで1名が参加しました。

《参加者の感想》 ※文末の( )は所属グループ

〇今年はZoomを使ったオンラインでの開催ということもあり、初めて参加させていただきました。初めてと言う事もあり緊張していましたが、和やかな雰囲気の中参加させていただきました。会の途中から、5人程の小さなグループに分かれてのワークがあり、全国各地の比較的子どもの年齢が近いメンバーでグループ分けがされていました。コロナ禍の一斉休校時の各学校の対応や、休校中の家庭での様子などについて意見交換をし、学校の対応に地域によってかなりの違いがある事も知りました。全国の方のお話をこの様に直接お聞きすることが出来たり、また自分の地域の情報を発信し共有していただけたと言う事は、とても有意義で良い刺激を受けました。貴重な機会を有難うございました。今回はZoomでの参加でしたが、機会がありましたらぜひリアルでも参加してみたいと思いました。(小G)

〇研修会のみ会場参加させていただきました。いつもの顔ぶれだったのでコロナ関連の話題以外も和気あいあいと話し合いができ、お勤めをされている成人のお子さんの話題は大変参考になりました。ありがとうございました。(大G)

〇ドーンセンターに行って、コロナ禍での子どもの様子のアンケート結果を見て、グループで子どもの様子などを話し合いました。私たちはわりによく知っているメンバーでの現地グループだったのですが、全国と同じ所属グループで横断的につながるということは今までなかったので、「新しい様式」だなぁと感じました。自宅に帰ってからオンライン飲み会にも参加させていただき、楽しかったです。IT化が一気に進んだことを実感しました。(青G)(2021年3月会報より)


薬剤師によるお薬勉強会感想(2021年2月)

 薬剤師によるお薬勉強会感想

2月7日(日)13時からお薬についての勉強会が行われ、小学生から青年の保護者まで会員9名が参加しました。当初は、会場とオンラインでの勉強会を予定していましたが、今年度2度目の緊急事態宣言によりオンラインのみの勉強会となりました。講師に、一般の方向けのお薬飲み方指導だけでなく、障がいのある方への訪問薬剤管理指導や、幼稚園・小学校・中学校などの学校薬剤師として薬物やお薬教育もされてきたカンエ薬局薬剤師・松本朋子氏をお招きしました。勉強会では基本的なお薬の服用に関するお話のあと、発達障がいや精神障がいに関わるお薬のお話など、盛り沢山の内容で講義していただきました。

《参加者の感想》 ※文末の( )は所属グループ

〇息子は服用していませんが、今後服用を考える時期が来た場合を考え参加させていただきました。今まで何となく知っていた情報も、改めて専門の方からのお話をお聞きする事ができ大変勉強になりました。また以前よりもお薬に対する恐怖心が軽減された様にも思います。貴重な機会を有難うございました。(小G)

〇薬剤師さんは忙しいイメージがありましたが、午後の忙しくない時間帯なら質問もできそうなので、これからはその時間に行き、不明点は質問したいと思いました。(小G)

〇お薬で留意する基本や説明書の理解、抗精神薬の使い分けの理由などを知れて良かったです。どの薬局でも処方された以外のお薬について、他の選択肢の参考になる予備知識のようなお話はしてもらえないので、貴重な機会となりました。ありがとうございました。(小G)

〇最近は処方箋に色々と注意が書いてあるので何も考えずにボーッとそれに従っていた為、服用の際の基本的なことですらすっかり抜けていたことを痛感しました。勉強会で先生の講義を聴きながら改めて「気をつけよう。」と反省しながら勉強させていただきました。発達障がい等に関わるお薬を我が家はお世話になっていないのですが、いざという時や不安に思うようなことが起きたときには薬剤師さんのもとに相談に行こうと思います。本当に勉強になりました。ありがとうございました。(大G)

〇お薬勉強会では、わかっているけど、ついついやってしまいがちなことを見直したり、新しい薬と以前からある薬の違いを学んだり、短い時間にたくさんの情報が盛り込まれていて、勉強になりました。訪問薬剤師がもっとたくさん増えて、身近な支援者となってもらえたら嬉しいなと思います。質問にも丁寧に答えていただき、本当にありがとうございました。(青G)(2021年3月会報より)

全国LD親の会設立30周年記念事業 第19回公開フォーラム 「共生社会における多様なコミュニケーション~発達障害児者が社会とつながるために~」感想(2021年2月)

 全国LD親の会設立30周年記念事業 第19回公開フォーラム

「共生社会における多様なコミュニケーション~発達障害児者が社会とつながるために~」感想

 2月21日(日)9:40から16:00までZoomによる配信に、おたふく会からは6名が申込みをしました。今回は、社会とつながる方法や互いに認め合うためのコミュニケーションとは何かについて、大変興味深いお話を聴くことができました。

《参加者の感想》 ※文末の( )は所属グループ

〇どの部門もとても勉強になりましたが、その中でもアーティストのAjuさんのお話や、永浜先生のお話がとても印象に残りました。(小G)

〇講演を聞く前は、ユニークで恵まれた才能をお持ちの若者たちのお話を楽しみにウキウキしていたのですが、現在のご活躍に至るまでの紆余曲折とともに、人との関係を大切にされていることを感じて、本当に頼もしく思いました。可能性や未来を感じる講演、ありがとうございました。(大G)

〇出会いの素晴らしさ、そしてお二人の関係性にはとても興味が湧きました。私も息子と、お二人の様な関係を築いていけたらと思いました。貴重なお話をありがとうございました。お二人の若く素晴らしい才能を持つ方のお話は、小さな頃から様々な苦労を重ねての「今」であることを教えてくれました。支援者となる人との出会いで、人生が本当変わっていくのだなと。今辛い思いをしている人にも届くといいなと思います。信じて見守ることが大切ですね。(青G)

〇リモートはつい自宅での受講という事で気が散りがちです。ですが今回のフォーラムは成人期の本人に焦点を当てての内容が多かったので興味深く集中して受講することができました。発達障がいのことが知られていない時代とは言え親が障がいを知らず、本人に自己肯定感や自己効力感を持たせるように育ててあげられなかった事を後悔する日々です。フォーラムを受講してそれらをどのように高めるために今からでもいろんな成功体験をさせようと思いました。そして遠くない将来の親亡き後、娘自身がどのように助けを求めるかを教えていきたいと思います。(青G)

〇「発達障がい者が社会から孤立せずにつながるためには…という問いへ」 、大曲さんも言われていたように、何十年も前に比べると、発達障がいについて「社会」全般にある程度の認識が広まったのは確かだが、「そういう人はどこにでも居る」という前提はありながら、それぞれの場(小さな「社会」)での具体的な理解啓発はそれほど進んではいないように思える。西村さんの講演の中で、ある当事者のトラブルがきっかけで施設の取り組みとして警察との交流が行われた例が紹介されたが、まったく同様の話を知っていて、わたしはその人が働くB型事業所に同様の取り組み(事業所に警察官に来て話してもらう)を提案したが、さまざまな課題(時間的、人員的、運営的、経済的)により実現しなかった(具体的にはその啓発活動の時間の利用者の作業や工賃やスタッフの配置や時間給はどうなるのか等)。限られたある人ある所の熱意や頑張りに頼っていては、なかなか点が線や面にはならない。公的な援助や指導など事業所や支援者にとっての動機づけが必要と思う。教育分野や福祉分野、労働分野においてもしかり。社会全般的な上からの「啓発」とともに、すそ野からの具体的・実践的な個別の「社会」における活動が、そしてそれを行ないやすくするための行政や制度上の「支援」(予算)がまだまだもっと必要。永井さんが言われていた「中間の働き方」の実現への働きかけなど、まだまだ親の会の役目やその活動の意義があるのだと思う。(青G)(2021年3月会報より)

全国LD親の会発行『かけはし』最新号のご案内(2021年3月)

 全国LD親の会の会報『かけはし』最新号(第91号、2020年12月22日発行)が、ホームページにPDFで掲載されました。最新号では、「コロナ禍における親の会の活動」「日本LD学会大会 親の会企画シンポジウム」「新型コロナウィルス感染症対策による生活状況Webアンケート」「全国会員の子どもの構成調査」「令和3年度予算要望書(文科省・厚労省に提出)」などの報告が掲載されています。ぜひご覧ください。

過去の会報『かけはし』も下記URLからダウンロードできます。

https://www.jpald.net/kakehashi/index.html 

※おたふく会会員には3月会報に同封しています。(2021年3月会報より)