2025年2月28日金曜日

「女児・女性の発達障害の子どもを持つ会員交流会」の報告(2024年8月)

「女児・女性の発達障害の子どもを持つ会員交流会」の報告

 子どもが女児・女性の発達障害の会員と限定して初めて交流会を開催しました。本当にニーズはあるのかと不安でしたが、申込みも10名あり、当日7名(小学生、中学生、成人の子どもの親)で開催しました。

 子どもが恥ずかしさを感じにくい、生理の処理や身だしなみ、化粧の仕方が身につきにくい、女性同士の会話や集団に入れない、ついていけないなどが話の中で出ており、また困っていることが目立ちにくく、支援が得られなかった場面があった話もありました。ボランティアやヘルパーの方にアドバイスしてもらったり、おせっかいな友達が導いてくれたなど、子どもを取り巻く環境に助けてもらうことも皆さんのエピソードを通じて知ることができました。成人してからは支援者が異性の場合に出てくる課題や注意点、福祉制度や使えるサービスを早くから情報収集することの大切さなど、話が盛り上がったところで時間切れとなってしまいました。

 次回の開催を希望する声もあり、家にいる成人の方(在宅での就労者も含む) の保護者交流会やネット、SNSとの付き合い方なども聞いてみたいとの感想もいただいたので、午後からまったりと交流ができるよう考えたいと思います。

(2024年9月会報より)