2020年12月6日日曜日

一般社団法人 日本LD学会 第28回大会(東京)参加 報告(2019年11月)

日本LD学会 第28回大会(東京)参加 報告

2019119日(土)~10日(日) パシフィコ横浜で開催された日本LD学会『LDの「定義」を再考する-教育定義の誕生から<20年>の今こそ-』に参加しました。

 2014年の第23回和歌山(大阪)大会以来の参加でしたが、大会と各プログラムへの参加申し込み、名札用紙や領収書の発行、プログラム冊子などがすべてホームページを通してダウンロードする形で、専用アプリをダウンロードして当日のプログラムの状況なども配信されるようになっていて、ITが進んでいることを感じました。

 同じ日に横浜マラソンが開催されていて、会場の周辺にもたくさんの人が来ていました。

迷子になりそうになりながら、親の会のポスター展示の部屋を探して「おたふく会」のポスターを展示しました。コラージュのように切り貼りしたものや、大版印刷されたものなど各会工夫をされていました。親の会の控室があり、プログラムの合間にちょっと立ち寄って休憩できるのも心強かったです。

 プログラムは、学校教育に関するものが中心ですが、就労、医療、生涯学習など多岐にわたり、保護者が発表者として参加しているものも目につきました。ポスター展示や発表などもあるので、びっちりとセミナーの予定を入れてしまうと回る時間がたりなくなってしまい、駆け足での見学になりました。発達障害に関する本やグッズのブースもたくさん出ていました。プログラム申し込みは事前に行っていたため、当日定員いっぱいで入れずに予定変更ということもなく、スムーズに行動できました。

 1日目の終わりに親の会の懇親会があり、素敵にライトアップされたドッグヤードガーデンのお店に移動し、楽しく交流しながら、おいしい料理とお酒をいただきました。偶然兵庫のたつのこの方と同じホテルだったので、一緒に帰ることができ、翌日の朝食の買い物を一緒にできたのも楽しかったです。

 2日目も朝からセミナーに参加し、プログラムの最後には演劇を鑑賞しました。重度の知的障害があり地域で一人暮らしをしている女性の実話をもとに本人が主演を務められ、障害者が地域で生活するための運動の歴史なども学べるとともに、「障害ってなに?」「できないことを勝手に決めていない?」など様々なことを考えさせられ、感動的な舞台でした。

 2020年のLD学会兵庫大会(1010日~11日)は大阪が会場で開催されます。全国から来られる親の会の方が気持ちよく過ごしていただけるよう、ポスター展示や懇親会などでおもてなしできたらと思います。お手伝いをしていただける方にはおたふく会が参加費を補助するよう予算化しますので、この機会にぜひともご参加ください。本当にいろいろな勉強や交流ができます。

(2020年3月会報より)

(編注:一般社団法人 日本LD学会第29回大会(兵庫)は、Webによるオンライン学術集会という形での開催になりました。)