2024年6月14日金曜日

知っ得シリーズ⑤ 全国LD親の会の新しい取り組みについて(2023年9月)

 「全国LD親の会の新しい取り組みについて」

「知っ得シリーズ」は、会活動や支援体制・仕組みなど、知っているようで知らない色々な事について、リレー形式で掲載します。今回は、おたふく会も加盟しているNPO法人全国LD親の会の取り組みであるオンライン(Zoom)を活用した交流会や勉強会についてご紹介します。

 新型コロナウィルス感染防止への対策が大きなきっかけとなり、世間では一気にオンラインの活用が広まりました。2021年以降、全国LD親の会主催の「公開フォーラム」や「特別支援教育支援員養成講座」はオンライン配信となり、また同じ年にはZoomでの「テーマ別会員交流会」も開始され、全国各地からオンライン上で集まれる機会が多くなりました。「全国LD親の会という全国組織に所属している会員の新しい大きな魅力!特典!」として注目し、数年前の私たちも「はやくZoomになれなきゃ♪」と焦ったものです。

 そして昨年度から、全国LD親の会では「オンライン行政勉強会」「幼児・小学生保護者のオンライン交流会」「オンライン各会役員交流会」が新たに開始されました。役員交流会は、それぞれの加盟団体の運営を担っている方々で情報交換を行っていますが、下記については全国LD親の会に所属の会員ならどなたでも参加できますのでオススメです(←おたふく会会員は全国LD親の会の会員でもありますので、ぜひ!)。

全国LD親の会オンライン行政勉強会では…

文部科学省と厚生労働省の施策などをテーマに、年4回交互に勉強会が開催されています。講師は、

・厚生労働省関係:日詰正文先生(独立行政法人国立重度知的障害者総合施設「のぞみの園」事業企画局 研究部部長、言語聴覚士、JDDnet事務局長)

・文部科学省関係:笹森洋樹先生(常葉大学 教育学部初等教育課程 教授)

です。厚労関係では「障害者総合支援法概論」「障害年金について」「放課後等デイサービスの質的向上や不登校について」などがテーマに、文科関係では「通常の学級に在籍する障害のある児童生徒への支援の在り方に関する検討会議について」「合理的配慮と授業のユニバーサルデザイン」「自閉症・情緒障害特別支援学級と通級による指導」についてお話がありました。普段、私たちは法律や行政の施策について「ホント、ややこしくて難しい…」と敬遠しがちですが、行政勉強会はわかりやすい解説で大変勉強になります。

全国LD親の会幼児・小学生保護者のオンライン交流会では…

小学生のお子さんをもつ会員から、「(LD等の発達障害をもつ)子どもと同世代の方達となかなか交流する機会がない、ぜひ繋がりたい。」との要望から始まった企画です。子どもの年齢や女子の保護者で分かれて情報交換しています。ファシリテーターとして全国LD親の会に所属の会員も加わり交流しています。なんと心強い!

おたふく会会員の皆さまへ… 全国LD親の会オンライン行政勉強会や全国LD親の会幼児・小学生保護者オンライン交流会への参加申込、詳しい報告は…

行政勉強会や幼児小学生オンライン交流会への参加お申し込みは、おたふく会瓦版(おたふく会会員専用メール配信)にてお知らせします。

詳しい報告は、全国LD親の会の機関紙『かけはし』95号以降に掲載されています(全国LD親の会ホームページからダウンロードできます)。 https://www.jpald.net/kakehashi/index.html

(2023年9月会報より)