2026年2月8日日曜日

会報「おたふく」は、大阪LD親の会「おたふく会」のホームページに掲載されています(2026年2月)

2019年度より、会報「おたふく」は、大阪LD親の会「おたふく会」のホームページに掲載されています。

2026年2月現在、

第272号2025年11月30日発行、

第271号2025年7月13日発行、


第270号2025年3月23日発行、

第269号2024年11月24日発行、

第268号2024年9月29日発行、

第267号2024年6月30日発行、


第266号2024年3月24日発行、

第265号2023年11月26日発行、

第264号2023年9月24日発行、

第263号2023年6月19日発行、


第262号2023年3月19日発行、

第261号2022年11月27日発行、

第260号2022年9月25日発行、

第259号2022年6月26日発行、


第258号2022年3月19日発行、

第257号2021年11月28日発行、

第256号2021年9月26日発行、

第255号2021年6月26日発行、


第254号2021年3月21日発行、

第253号2020年11月29日発行、

第252号2020年9月27日発行、

第251号2020年6月28日発行、


第250号2020年3月22日発行、

第249号2019年11月24日発行、

第248号2019年9月29日発行、

第247号2019年6月30日発行、が、


ホームページに掲載されていますので、ぜひ、ご覧ください。

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大阪LD親の会「おたふく会」トップページ

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日本LD学会第34回大会 親の会ポスター展示・親の会懇親会 報告(2025年10月)

 日本LD学会第34回大会

親の会ポスター展示・親の会懇親会 報告

10月18日・19日、日本LD学会第34回大会の会場に設けられた全国LD親の会ブースにて、おたふく会LDグループの活動をポスター展示しました。LDグループとは、これまで年1回開催されていた「LDの子への支援方法等の情報交換交流会」を部会化した新しいグループです。保護者の視点から積極的に情報を収集・学習し、関係諸機関への理解促進を図る活動を行っています。

【作業療法士(OT)との新たな連携の芽】

OTによるICT支援(情報通信技術を活用したAT支援)の仕組み構築を目標に、「パイロット版ディスレクシアプロジェクト」として、8月にLDグループ担当の子どもを対象に実施した内容(詳細は7ページ)をポスターにまとめました。

今回のポスター展示を通じ、全国のOTとのネットワーク形成が進みました。全国親の会のアンケートでも、各地のICT支援不足が明らかです。これを改善するため、日本でもアメリカのようにOTがICTの選定・設定・運用まで担える仕組みを整備すべきだと考え、この趣旨に賛同し、ともに活動いただけるOTとの出会いを目標としていました。今後は、①アセスメント → ②機器選定・設定 → ③指導・定着支援 → ④学校・保護者連携 → ⑤フォローアップという一連の流れをモデル化し、学校現場で誰もが支援を受けられる恒久的な仕組み(実装)を検討しながら、ディスレクシアプロジェクトとして発展させていく予定です。

【先輩方との出会いと学び】

18日に行われた全国LD親の会懇親会では14名の保護者が集まり、各親の会の方々と交流を深めました。発達障害者支援法の成立に関わった先輩方から貴重なお話を伺うことができ、超党派の議員立法実現の背景には、親の会による粘り強い活動があったこと、『声を上げ続ける力』が制度を動かしてきた歴史に触れ、深い感銘を受けました。また、「学び方の違う子の親の会 ルピナス」とも意見交換を行いました。今後も東西で連携し、活動を盛り上げる方向で対話を続けます。

(2025年11月会報より)

日本LD学会大会に参加して ~今後につなぐ新たな一歩~ LDグループ(2025年10月)

 日本LD学会大会に参加して

 ~今後につなぐ新たな一歩~ LDグループ

日本LD学会第34回大会におたふく会LDグループより2名参加しました。参加にあたっては①講師へ直接質問 ②名刺交換 ③ネットワーク形成を目標に掲げ、いずれも達成。研究者・専門職とつながり、今後の活動に直結する成果を得ました。

【早期発見の国際的潮流 ― Nadine Gaab先生の講義より ― 】 

米ハーバード教育大学院のNadine Gaab先生は「発見や支援は早ければ早いほど読み書き力の向上チャンスが増える。就学を待つ必要はない」と強調されました。私が実施している他の活動で就学前児童のアセスメントに課題を感じていたため、「日本には就学前の読み書きアセスメントツールが存在しないが、どう対応すべきか」と直接質問。先生からは「自作ツールの日本語化は不可能ではない。小児科医の協力があれば開発可能」との明確な回答を得ました。さらに「診断ではなく『リスク評価』として早期支援を行う」「学校での失敗を待つ必要はない」との示唆に加え、最後に「必要な協力は惜しまない」という温かいメッセージもいただきました。日本の支援体制・制度設計にとって極めて重要な視点と大きな励ましです。

【テストにおけるICT配慮 ― 井上賞子先生の指定討論 ― 】 

指定討論「テストとICT」では、授業だけでなく『評価の場』での合理的配慮の必要性が議論されました。「テストは子どもの自己効力感を育てる場」であり、正当に評価されることが学びへの意欲を支えるという指摘に深く共感しました。会場では「働き方改革を理由にルビ打ちを拒否された」事例も紹介。私自身、息子の入試で同様の経験があり、学校と対話しながら技術的助言や代替手段を提案することで乗り越えました。息子の中学校も、テストの重要性と子どもの学ぶ権利を尊重していたため、建設的な対話が実現したと考えています。また井上先生には大阪府の公立高校における合理的配慮の現状を共有し、「学ぶことの権利」は基本的人権の側面を持ち尊重されるべきであることを直接お伝えしました。テストでの配慮は特別扱いではなく、学びの公平性を守る合理的配慮であることを再認識しました。

【おわりに ―目標達成と御礼― 】 

学会参加で掲げた①直接質問 ②名刺交換 ③ネットワーク形成はすべて達成しました。得られた知見とつながりを当会の活動に確実に活かし、会員・お子さまはもとより、まだ会員でない大阪府民の皆さまにも寄与できるよう取り組んでまいります。

また、今回ともに参加したOさんには、彼女の支えがなければ目標達成は叶わなかったと心より感謝申し上げます。このたびの学会派遣の機会に、深く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。 (N)

(2025年11月会報より)

アドベンチャークラブ 夏の恒例 「初谷川川登り」(2025年8月)

 アドベンチャークラブ

夏の恒例 「初谷川川登り」 

8月3日(日)大谷先生のご引率のもと、初谷川川登りに行ってきました。6家族18名、幅広い学年の方にご参加いただき、冷たくて澄んだ川で楽しく過ごしました。

【初参加の方の感想】

○先生や保護者の皆さま、中学生や高校生の先輩たちに優しく接していただき、教えていただいたり、遊んでいただいたりして、いきいきと過ごす我が子が見られました。もちろん親もたっぷり楽しませていただき、ご参加の皆さまが醸し出す『大きな家族』のような温かい雰囲気と豊かな自然の中でとても癒やされました。なかなか自分たちだけでは経験できない素晴らしい企画をしていただき本当にありがとうございました。来年もぜひ参加させていただきたいです。(U)

○行きの道中は、どうなるかと思いましたが、会の皆さまが声をかけてくださったり、助けていただいて、子どもたち2人とも笑顔で楽しい体験をさせてもらえました。「楽しかった!また行きたい」と言っていました。子どもたちが楽しんでいろんな体験をできたこと、皆さんに助けてもらったこと、成長したお兄ちゃんたちのカッコいい姿、優しい佇まいを見せてもらえて元気をもらえました。お兄ちゃんたちの自然体で場を楽しみつつ、さりげなくみんなに優しい姿がとても素敵で心があったかくなりました。できないこと嫌なことよりもできること楽しいことに目を向けて、今を楽しめるようになれたらいいなと思います。(H)

(2025年11月会報より)

進路進学交流会 ~先輩会員の方にお話を聴く会~&アンケート閲覧(2025年6月)

 進路進学交流会

~先輩会員の方にお話を聴く会~&アンケート閲覧 

6月22日(日)13時からドーンセンター中会議室で、高校在学中のお子さんを持つ4名の会員さんにお話をしていただきました。4人の会員さんは、お子さんの困り感に寄り添い、出来る工夫や対策、中学校での生活や高校進学に向けての準備、進学先を決定した経緯などについての経験や情報を惜しみなく提供してくださいました。特に、フリースクールとの連携や実業系高校の取り組みを具体的に教えてもらい進路先の高校も進化していると感じました。参加者は、これから高校入試を控える中学生や小学生の保護者が4名参加しました。日常的な事から入試の事など、気になる事や不安に思う事を質問し直接丁寧に回答をしてもらい、見えない不安や焦りにも見通しが持て、前向きな気持ちになれたのではないでしょうか。特に、思春期の娘をもつ父親が話題提供者にも参加者にもいて互いに話が盛り上がっていました。貴重な時間を過ごすことができました。

(2025年11月会報より)

LDグループ パイロット版ディスレクシアプロジェクト(2025年8月)

 LDグループ パイロット版ディスレクシアプロジェクト 

8月24日(日)ドーンセンター小会議室にて大阪府作業療法士会に所属する作業療法士(OT)2名の協力を得て、LD当事者の子どもたちのiPad使用がうまくいかない背景を探る機会を設けました。困りごとを自ら話したり、写真を見せたりしてOTと共有する中で、自分が置かれた状況を一緒に分析・整理・理解し、スモールステップで目標を定め、それに向かうための具体的な方法を探ることができました。

事例①:中学2年生の男児

ADHD・ASD・LDの診断を受けた彼は、ICTの使用許可を得ているものの、日常的には活用していませんでした。OTとの対話を通じて、自分の学習スタイルやモチベーションを見つめ直し、視聴学習やクイズアプリを活用した勉強法を自ら提案するまでに至りました。

事例②:小学6年生の男児

「ICTなしには読み書きが困難」と診断され、iPadを導入した彼は、整理整頓の難しさから活用が進んでいませんでした。OTとのやりとりを通じて、片付けの意味や方法を理解し、『掃除させられる』から『掃除して使いやすくしたい』へと意識が変化。ICT活用の環境整備の重要性が改めて浮き彫りになりました。

【今後の展望】

ADHD・ASD・LDの子どもたちにとって、ICTを活用することの必要性や重要性は広く認識されつつあります。しかし、単に「ICTの使用を許可する」だけでは、子どもたちが自分で使えるようになるわけではありません。特別支援学校で点字機の使い方が教えられるように、ICTについても学校や家庭、地域での長期的な伴走支援が不可欠です。

特に作業療法士(OT)は、ICTの操作方法を教えるだけでなく、ADHD・ASD・LDを含む多様な特性を包括的にアセスメントし、子どもの環境に合わせた具体的な解決策を提案できる専門性を持っています。米国ではすでに学校OTによるICT支援の人材育成や配置が進み、継続的な支援体制が法的にも整備されています。日本でも、学校や放課後等デイサービスなど、どの地域でもOTからサポートを受けられる仕組みが望まれます。

今回の取り組みは、その第一歩として大阪府作業療法士会と連携し、プログラムを企画しました。ぜひ、関心を持ってくださる方々と一緒に、この仕組みづくりを考えていけたら嬉しく思います。どうぞお気軽にお声がけください。

(2025年11月会報より)

会社見学会に行ってきました!(2025年7月)

 会社見学会に行ってきました!

7月31日(木)、(有)奥進システム見学会に参加いたしました。参加者は会員3名とその子どもの計4名でした。見学会では、在宅ワークの工夫、それぞれ使いやすいPC・机・椅子など環境面での配慮、タスク管理を社員全員で共有、社員の方々の障がいへの向き合い方などをお聞きすることができ、大変参考になりました。

【参加者の感想(抜粋)】 

○親子共にコンピュータのことは苦手なので場違いかも…と思いましたが、わかりやすくお話していただけてほっとしました。皆さん生き生きと働かれているお姿や、長く働きたい、福祉に頼らないようにと皆さんとても努力されてきたお話をご本人から直接お聞きできて、とてもありがたいと思いました。様々な配慮も初めて知ることばかりで、息子も『パソコンが得意な人はこういう会社で働けるんや…』と、うらやましそうでした。ありがとうございました。

(2025年11会報より)

ディスレクシア月間啓発の要望書を提出しました(2025年10月)

ディスレクシア月間啓発の要望書を提出しました

全国LD親の会が参画している「ディスレクシア月間実行委員会」では、毎年10月を「ディスレクシア月間」としてより広く啓発を進める様々な取り組みを進めています。

全国LD親の会に所属する当会では、今年度も大阪LD・軽度発達障害親の会「翼」とともに、府下の公立図書館や学校図書館を所轄している教育委員会や図書館合わせて84か所に要望書および啓発チラシを提出しました。ディスレクシアなど読むことに困難のある人達が一人ひとりに合った方法で読書ができる環境の充実を求める働きかけを行いました。

【全国LD親の会の学校図書館用要望項目より】

1、音声化された図書、ルビがふってある図書、電子化された書籍等(映像を含む)などが利用できる環境を整えてください。サピエ図書館や国立国会図書館等、他の図書館が所蔵する視覚障害者等用データの送信サービス等について、必要とする児童生徒への情報提供や利用者登録についての支援をおこなってください。

2、アクセシブルな図書・学習教材等が、求めている児童生徒へすみやかに届くよう、「学校図書館等における読書バリアフリーコンソーシアム」を推進してください。

https://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/gakusyushien/mext_01809.html

3、「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律(読書バリアフリー法)」第二条にあるように、この法律における「視覚障害者等」とは、視覚障害、発達障害、肢体不自由その他の障害により、書籍について、視覚による表現の認識が困難な者であることなどの啓発活動をおこなってください。

(2025年11月会報より)

学校図書館等における読書バリアフリーコンソーシアム

読書の秋、おすすめ書籍を紹介します!(2025年11月)

 読書の秋、おすすめ書籍を紹介します!


『日本のLD史を語る』(日本文化科学社、2025年) 

編著:上野 一彦

<全国LD親の会よりおすすめ> 

上野一彦先生による新刊『日本のLD史を語る』が、2025年5月30日に日本文化科学社より発売されました。本書は、LD(学習障害)という概念が日本に浸透する以前から現在に至るまでの支援の歩みを、上野先生の視点で振り返る貴重な記録です。全国LD親の会についても丁寧に取り上げられており、親の会の活動の歴史的意義が深く描かれています。

商品URL https://www.nichibun.co.jp/seek/book/73702.html 


『ことばが出ない?遅い?通じない?を解決する! インリアル・アプローチ事典 

0歳から使える最強のコミュニケーション指導法』

 (薫化舎出版会、2025年)

日本INREAL研究会 監修:竹田 契一

著者:河内 清美・石井 喜代香・大垣 徳子・永安 香・松尾 育子

<会員よりおすすめ> 

ことばが出ない?遅い?通じない?そんなお悩みを解決!インリアル・アプローチとは、ことばの遅れや自閉スペクトラム症、中・重度の知的能力障害のある子どもから高次脳機能障害のある成人まで、ことばが出ない・遅い・通じない人の学習とコミュニケーション能力を促進させる指導法です。かかわる側が対応を変え、楽しいコミュニケーション経験を積んでもらうことを通して意欲を持って『対人関係能力』『判断・行動できる力』を涵養(かんよう)することを重視します。入門編と理論・実践編に分かれているため保護者・保育士・幼稚園教諭から言語聴覚士など療育の専門家まで対応。豊富なイラストと事例でわかりやすく、コミュニケーション支援の理論と実践がまるっと学べます。

 商品URL https://kg-jcra.org/kunkasha-publishing/


『障害者雇用で幸せになる方法 もにす認定5社の企業戦略』 (ラグーナ出版、2023年)

監修:砂長 美ん

<会員よりおすすめ> 

中小企業で障害者とともに働くことのメリットがわかりやすい本です。障害者が働きやすい・働き続けられる環境を工夫し整えることで、従業員全員にやさしい職場作りに努めてこられた企業のお話はとても参考になります。厚労省の「障害者雇用に関する優良な中小事業主に対する認定制度(もにす認定制度)」についても大変詳しく解説され、都道府県別のもにす認定事業主一覧も掲載されています。

商品URL  https://store.lagunapublishing.co.jp/items/79388852


『生活をゆたかにする性教育 障がいのある人たちとつくるこころとからだの学習』

(クリエイツかもがわ、2015年)

著者:千住 真理子 編者:伊藤 修毅

<会員よりおすすめ> 

おたふく会総会特別企画で、性教育をテーマに講演していただいた千住先生の著書です。からだの仕組み、異性とのつきあい方、妊娠出産のことから、性にまつわる商品まで幅広く網羅されている1冊です。残念ながら既に品切れとなっている書籍ですが、図書館で借りられるそうです。


『発達が気になる子の子育てモヤモヤ解消ヒントブック ―親の会30年の経験からー』

監修:安住 ゆう子  編集:全国LD親の会

<既刊> 

社会の中で生きるちから編

集団の生活編

生活の基礎作り編

<全国LD親の会ホームページより> 

全国LD親の会会員から、主に幼児期・学童期の困りごとや悩みのエピソードを集めました。子どもの伴走者として、悩みながらも子どもに合わせて工夫したことやヒントになりそうなアドバイスをテーマごとにまとめています。現在、子育て奮闘中の皆さんの参考になればと思います。

かもがわ出版 http://www.kamogawa.co.jp/kensaku/syoseki/ha/1248.html 

(2025年11月会報より)

2025年11月8日土曜日

大阪第35回大阪LD親の会「おたふく会」総会の報告とご挨拶(2025年5月)

 大阪第35回大阪LD親の会「おたふく会」総会の報告とご挨拶

2025年5月25日(日)ドーンセンター大会議室にて、第35回大阪LD親の会「おたふく会」総会を開催いたしました。会場出席者は17名・オンラインでの出席者は3名、欠席による委任状の提出は75名でした。2024年度活動報告および決算報告、2025年度の役員・運営委員案、活動方針と計画、予算案への各提案について、すべて承認可決されましたことをご報告いたします。

代表挨拶                               

「おたふく会」の活動にご理解、ご協力をいただき、いつもありがとうございます。

2025年度も引き続き代表をさせていただくことになりました。会員のみなさま、運営委員のみなさまのおかげで、なんとか務められております。本当にありがとうございます。至らない点が多々あるかと思いますが、何卒よろしくお願いいたします。

2025年度 大阪LD親の会「おたふく会」代表  溝上 久美子

(2025年7月会報より)

知っ得シリーズ10 「特例子会社について」(2025年7月)

知っ得シリーズ10 「特例子会社について」

「知っ得シリーズ」は、会活動や支援体制・仕組みなど、知っているようで知らない色々な事について、リレー形式で掲載します。今回は、「特例子会社」についてご紹介します。

大阪府内には、72社の特例子会社があり、5,058人の障害者が雇用されています(2024年6月1日現在)。特例子会社とは、障害者雇用促進法に基づき、事業主(親会社)が障害者の雇用に特別の配慮をした子会社で、厚生労働大臣の認定を受けた会社のことです。一定の要件を満たした上で、親会社の実雇用率を算定できます。※法定雇用率=民間企業(40人以上規模):2.5%

・事業主にとってのメリット…障害の特性に配慮した仕事の確保・職場環境の整備が容易となり、これにより障害者の能力を十分に引き出すことができる。職場定着率が高まり、生産性の向上が期待できる。など

・障害者にとってのメリット…雇用機会の拡大が図られる。障害者に配慮された職場環境の中で、個々人の能力を発揮する機会が確保される。など

わたしたち「おたふく会」会員の子どもたちも多数、様々な特例子会社に就職して働いています。職種も、作業系(清掃、園芸、機器組立・分解、印刷、機械操作、メールサービス、物流等)、事務系(PC業務、事務アシスト等)、店舗系(レジ打ち、店舗支援等)など様々です。

<大阪府内の特例子会社の例:設立の早い会社より抜粋、( )は親会社名、数字は設立年>

・シャープ特選工業㈱(シャープ㈱ S52)・パナソニックエコシステムズ共栄㈱(パナソニックエコシステムズ㈱ S55)・SMBCグリーンサービス㈱(㈱三井住友銀行H3)・㈱ニッセイ・ニュークリエーション(日本生命保険相互会社 H6)・㈱ダイキンサンライズ摂津(ダイキン工業㈱ H6)・㈱かんでんエルハート(関西電力㈱ H7)・㈱エルアイ武田(武田薬品工業㈱ H7)・㈱スミセイハーモニー(住友生命保険相互会社H13)・クボタワークス㈱(㈱クボタ H15)・コクヨKハート㈱ (コクヨ㈱ H17)・㈱あしすと阪急阪神(阪急阪神ホールディングス㈱ H17)・㈱南海ハートフルサービス(南海電気鉄道㈱ H17)・㈱サポート21(㈱ケア21 H18)

〔厚生労働省 障害者就労施設等情報の「特例子会社一覧」(2024年6月1日現在)より〕

(2025年7月会報より)

学校の中の特別な教育的支援を必要とする児童生徒の取り巻く環境~支援教育支援員から見た現状~(2025年4月)

 学校の中の特別な教育的支援を必要とする児童生徒の取り巻く環境

~支援教育支援員から見た現状~

4月27日(日)10時30分からドーンセンター和室にて、支援教育支援員として勤務されておられる先輩会員さんにご登壇いただき、学校現場の現状、どのような支援が行われているのか、また子どもたちの取り巻く環境についてお話しいただきました。参加者は保護者や支援者でもある保護者計7名。

お昼のランチタイム交流会を挟みリラックスした雰囲気の中、会員同士の意見交換も行われ、大変有意義な時間となりました。お忙しい中、資料作成から盛りだくさんの内容のお話と大変貴重なお話をしていただき本当にありがとうございました。ご参加頂きました皆さまもありがとうございました。

(2025年7月会報より)

第35回総会特別企画 みんなで学ぼう!こころとからだの大切な話(2025年5月)

 第35回総会特別企画

みんなで学ぼう!こころとからだの大切な話

5月25日(日)ドーンセンター大会議室にて行い、参加は中学生から青年の保護者22名でした。講師に、もと教員で現在は障害のある青年や支援者等を対象とした性のセミナーにも取り組まれている千住(せんじゅう)真理子先生をお招きしました。性教育の現状、からだや性に関する正しい知識を学ぶことや伝えることがいかに大切か、事例やグッズの紹介とともに大変わかりやすくお話してくださいました。恋愛・性・結婚・出産・家庭をもつことの権利とともに、性被害・性加害についても聴くことができ、改めて保護者の立場で「性」について考える貴重な機会となりました。

参加者からは、「本人の性や恋愛といったことに親として不安・悩み・躊躇していたことが、先生のお話を聴いて誤解がとけて勉強になった」「学ぶからこそ本人も相手も大切にできることがわかった」「性に関することで本人とのコミュニケーションの取り方がわかり、親として正しくしっかり伝えようと思う」といった感想が多数寄せられました。

感想の一部をご紹介させていただきます。

・性教育となると構えてしまいますが、今日、千住先生のお話を聞いて、“とても楽しい、面白い”ことなんだと改めて感じました。真面目に対応すること、自然に話すことが、科学的で正しい性教育ができるんだなと思いました。

・子どもが最近「自分は変わってるし、恋愛の相手はできない。一生結婚をできない…」みたいに言うことがあり、親も「結婚したら大変だし、仕方ないか…」と言わないながらも内心思っていましたが、本日、千住先生のお話を聞いて、障害があっても当たり前のように恋愛をしたり、セルフプレジャーの権利があることを子どもにしっかり伝えようと思いました。

・お話を伺い、性教育とは生きるための教育だとわかりました。正しい知識があれば、子どもは自分で決められるのだと気づきがありました。子どもを信じて、自分で決められるようにサポートしてあげたいと思います。

・障害のある子どもの性教育ということですが、伝え方など具体例がよくわかりました。性教育以外でも、日ごろのコミュニケーションのとり方も、参考にさせてもらいたいです。「からだの権利」は知らなかったが、あらためて子どもに伝えていきたいと思いました。

・日本の性教育が遅れているのは何故か疑問があったのですが、先生のお話でわかりました。性教育の大切さを改めて感じました。サイコロゲーム&おねがいゲームはとても参考になりました。子どもにもセミナーに参加してほしいと思いました。

・進路、人生、生活を豊かに…という広い意味でとらえて学ぶのが心に留まりました。遊びの中に大切な要素をおりこんで、仲間と深めていく時間はすばらしいなと思いました。

(2025年7月会報より)

2025年10月5日日曜日

アンダンテ&ジェントル(青年本人活動)  防災を学ぼう!防災体験コースツアー(2025年1月)

アンダンテ&ジェントル(青年本人活動) 

防災を学ぼう!防災体験コースツアー

 1月25日(土)大阪市立阿倍野防災センター 体験型防災学習施設「あべのタスカル」で行いました。参加者は本人8名、会員1名、世話人5名の計14名でした。

 あべのタスカルは、南海・東南海地震や南海トラフ巨大地震などの大災害に備えるための体験型防災学習施設です。オフィスビルにしか見えない建物の中に13の防災体験エリアが用意されており、私たちはガイドの案内で会場を回りました。大地震や津波に遭遇した家族のドラマやバーチャル火災を消火器で消す、煙から身を守りながら逃げる、地震で崩壊した街を再現した部屋で余震の怖さや津波の高さをプロジェクションマッピングで見たり、震度7体験で揺れの強さを実感するなど盛りだくさんの体験ツアーでした。

【参加者の感想】

・最初のシアターでかなり怖さを感じました。消火器訓練は上手に消火できず残念でした。震度訓練は参加しなくてよかったです。音と揺れを見ただけでしんどくなりました。地震があった時に今日のことが活かせたらよいなぁと思いました。

・普段なかなか防災について考える機会がないので、今回の事を機に防災について考えたいと思いました。震度7体験は思った以上に揺れて、体験終了後も少しフラフラしました。

・消火活動の体験や震度の体験など、様々な体験ができて良かったと思います。また機会があれば参加したいと思いました。

・備えは大切で家具の固定はちゃんとしとかないと怪我するので、専門のお店で買って設置することを覚えてよかったです。

・今日は貴重な体験になりました。また参加したいです。

・地震の揺れ体験は思ったほど怖くなくて、実際に自分が経験した震災の方が怖かったが、非常食は参考になった。

(2025年3月会報より)

~発達障害のある思春期の子どもの性的行動について~保護者向け勉強会・交流会(2024年12月)

~発達障害のある思春期の子どもの性的行動について~保護者向け勉強会・交流会

 令和6年12月8日(日)10時からドーンセンター中会議室で行いました。講師は、障害児者の性行動について研究されている兵庫県立大学の飯田一史先生と、兵庫県立大学看護学研究科の木原彩子氏にお願いしました。

 飯田先生からは「文献調査からみた障害児者sexualityの実態について」お話しいただき、木原氏からは「フィンランドの子どもの様子」「中学校における性教育の実際について」元中学校養護教諭のご経験談もふまえ、障害児者の性行動について学びました。参加者は15名(会員14名、一般1名) でした。交流会では、人権教育こそが性教育だったという勉強会での気付きや実際の心配事、私たち親が学ぶことなどについて話し合いました。

 参加者の満足度は高く、今後も年に一回の開催を希望する声が多く寄せられました。講師の先生方に改めてお礼を申し上げます。

【参加者の感想 (抜粋)】

・息子が思春期になり、母親の私にはなかなか学校や周りのママ友に聞きにくい話題でした。初めて話せたことも多く参加させていただき大変勉強になりました。

・先生方の講義で「性の問題は1人ひとりの人権の問題である」ということを実感しまた。父親会員の方の発言や、女子の母親の立場からのお話も聞くことができ、気づくことが大変多かった1日でした。

・気になっていたけど自分から人に聞くのはハードルが高く先送りにしてきた。おかげで話を聞けて良かった。私自身もっと勉強をしなくてはと思った。企画と先生方に感謝。

・性教育に関して勉強することが少なく貴重な機会となりました。

・学校で教えてもらえないから分からないので、もっと深堀りして知りたいと思った。

 (2025年3月会報より)

子どもの自己理解を深めるための勉強会~検査結果を活用して~(2025年2月)

会員と会員のご家族やお知り合い対象

子どもの自己理解を深めるための勉強会~検査結果を活用して~

講 師:梅花女子大学教授 伊丹昌一先生

日 時:2月16日(日)13時30分~15時30分

場 所:大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター) 5階 セミナー室1

 特別支援教育、発達障害児・者への支援や障害のある児童の家族への支援・心理アセスメントに長年携わっておられる梅花女子大学心理こども学部心理学科教授、伊丹昌一先生を講師にお招きし、子どもの自己理解を深めるためにも、検査結果をどのように解釈し活用していけば良いのかなど、事例を交えながらわかりやすくお話しいいただきました。申込多数のため、当初予定していた会場では席が足りず、会場変更をしての開催とまりました。当日は満席、51名のご参加がありました。

 開催後のアンケート結果からもわかるように、ご参加の皆さまの満足度も高く、「とても勉強になった」「もっと学びたいと思った」「これを機に子どもの理解に繋げたいと思った」などのお声が多くありました。

 また、「伊丹先生の時に笑いを交えたお話がとても楽しかった」「明るい気持ちで、前向きに子どもと接していくことの大切さを改めて確認できました」「自分へのご褒美タイムをしっかり作り、子供に笑顔でいれる母ちゃん目指します」といった、伊丹先生の愛溢れるお話だったからこそ、過去に囚われることなく未来に向かった明るく力強い感想がとても多くありました。

 最後になりましたが、伊丹先生にはお忙しい中、資料作成から盛りだくさんの内容のお話と大変貴重なお話をしていただき本当にありがとうございました。ご参加頂きました皆さまもありがとうございました。   担当者より

 (2025年3月会報より)


不登校・ひきこもりの子を持つ保護者の交流会(2025年1月)

 不登校・ひきこもりの子を持つ保護者の交流会

 1月12日(日)13時半からドーンセンター和室にて、おたふく会内でも不登校の子どもをもつ保護者さんも多くなりつつあることから、昨年度初開催した『不登校・ひきこもりの子を持つ保護者の交流会』を今年も開催しました。参加者は8名でした。様々な情報交換の場となりました。

【参加者の感想】

・不登校状態にあっても、その後の長い人生において選択肢は多くあると希望が持てました。色々な話が聞けて、すごく参考になりました。

・自分が現在心配している事についてアドバイスをもらえて良かったです。他の方の話を聞くと、固まっていた考えが広がり気持ちが楽になりました。

・参加者のお子様の不登校理由、対策について参考になりました。またざっくばらんに色々とお話ができて良かったです。

・色々な方のどのように取り組んでこられているかを聞けて良かったです。

・子どもさんにより、ケースはいろいろだなと、でもそれぞれのケースの経験をお聞きすることで、自分のケースの参考になることが絶対あるなと思います。

・いろんな情報をお聞きでき、勉強になりました。ありがとうございました。

・いろいろな現状を複数お聞きでき、また今後のイベント案内など大変興味深かったです。

(2025年3月会報より)

2025年3月25日火曜日

アンダンテ&ジェントル(青年本人活動) 好感度をアップしよう!身だしなみ講座(2024年11月)

アンダンテ&ジェントル(青年本人活動) 

好感度をアップしよう!身だしなみ講座

 11月2日(土)10時からドーンセンター中会議室で行いました。講師は資生堂ジャパン株式会社ソーシャルエリアパートナーのお二人。参加者は男性5名、女性4名の計9名でした。

 社会人として求められる髪型や服装また清潔感等について映像を観ながら講義を聞き、その後、全員化粧水で肌の汚れをふき取りシートマスクパックで肌を整えました。その後男女分かれて男性は髭剃りのコツを習い頭皮のセルフマッサージをし、眉がきりっと見えるように眉ペンシルで描き、最後にヘアワックスでヘアスタイルをきめました。女性は化粧下地、ファンデーションを塗り、眉を描いてアイシャドウ、頬紅、口紅で美人が出来上がりました。終了後の生き生きした嬉しそうな参加者の顔が印象的でした。その他いろんなアドバイスをしていただき盛沢山の講習会でした。

 講師のお二人におきましては大変お世話になり感謝申し上げます。

【参加者の感想】

・今後の生活に役に立ちそうだ。持続出来たらと思う。

・取り入れられそうな部分は取り入れたまにはメイクをしようかと思いました。

・スキンケアすることによって得られる効果がわかったので苦手なりにできればと思います。

・ちょっとイケメンになった気分でした。

・綺麗になったねと言われ嬉しかったです。美容系の講習があれば参加したい。

・水を使わない化粧落としも勉強になった。

・リップは難しい。

・楽しかった

・服と髭剃りは勉強になった。

(2024年11月会報より)

進路進学交流会~大学等のお話を聞く会~(2024年10月)

進路進学交流会~大学等のお話を聞く会~

 10月27日(日)13時半からドーンセンター和室にて、現在大学に在学中のお子さんや、専門学校・大学を卒業され社会人として働くお子さんをもつ4名の会員さんにお話をしていただきました。お話は中学校での生活や高校入試、その後の進学先を選んだ経緯まで丁寧に話をしてくださり、これから高校入試を控える中学生の保護者や進路について考える高校生の保護者からの様々な質問にもその場で気軽に答えていただきました。皆さんそれぞれ、進学したから安心、就職したから安心、ではなく今でも心配はしつつ、お子さんの意思を尊重されている事、子どもたちの自己理解の大切さについてのお話が印象的でした。

 参加者は合計13名で、開催後Googleフォームにてアンケートを実施しました。参加してよかった、貴重なお話を沢山聞けた、本人の自己理解からはじめたい、進路や進学の勉強になった、有意義な時間になった、充実した時間になった等回答してくださり、良い時間を皆さんで過ごせました。

 最後に、おたふく会の進路進学ということで、依頼を快く引き受けてくださり、また本来はお聞きできないような詳細な内容までお話しくださった会員の皆さま、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

-----進路進学担当一同-----

(2024年11月会報より)

第2回 障害者就労関連機関見学会 大阪市指定就労移行支援事業所 「ディーキャリア天王寺オフィス」(2024年9月)

第2回 障害者就労関連機関見学会

大阪市指定就労移行支援事業所「ディーキャリア天王寺オフィス」

 9月28日(土) 13時から、ディーキャリア天王寺オフィス主催のイベント「卒業生が語る私が就職できた理由」と、おたふく会参加者向けに事業所見学および質問タイムに大変丁寧に対応していただきました。参加は会員7名と子ども1名の計8名でした。

 参加者からは、「イベント発表者の方々が、それぞれ深い悩みの中で葛藤を乗り越えて、とても生き生きとされている姿に親子共々感動しました。」「卒業生の方々の学びや就職活動、就職してから現在まで工夫しながらしっかり目標を持ってお仕事をされている様子がとてもよくわかりました。就活中の子どもにも参加してほしかった…」と感想が寄せられました。発達障害のある若者の「働きたい」という真剣な姿勢が感じられ印象的な機会となりました。

(2024年11月会報より)